戯 言 日 記 (2005〜2015)
8月3日(MON)
戻ってきたALTEC CRESCENDOは別物の音に
家のリフォームの間、メンテと保管(他所)をしていたクレッセンドが5月に戻ってきました。コンデンサー等々、部材を交換したため、以前の音と全く違う音になり、鳴らし込みと各種ケーブルの差し替えで、何とか納得のいく音に追い込みました。
この間、ずっと開店休業状態が続いていましたが、やっと更新出来るようになりましたので、またお立ち寄りください。
1月1日(THU)
また一年がスタート!
昨年7月初めから自宅のリフォームが始まり、予定では11月15日に引き渡しのはずなのに、トラブル続出や、人手不足等々で未だ完成せず。実生活する部分は何とか年内に出来上がり、日々の生活はそれほど不便は感じないけれど、ジャズを聴く部屋がまったく手付かずの状態。もう半年間もレコードを聴いていなく、フラストレーションが溜まりに溜まっている。
「もう少し我慢してください。2月中にはなんとかします」と。また二ヶ月かよ、とむかつくけれど、ここまで来て変に慌てさせるのも、何だしなぁ〜
拙HPの更新も六ヶ月間ストップしたままで、誠に申し訳ございません。改めて聴き直さなくても一応、書く事はできますが、ちょっと不安ですので(笑)
暫く、旧アルバムで時間を頂きたいと思いますので、宜しくお願い申し上げます。
2015
2月2日(SUN)
サイトの運営
このHPを開設してからもうすぐ、11年が経ち、もう一つのブログは5年を超えた。
異なる性格を持つサイトを運営してみると、初めは漠然とした違いが段々鮮明になり、自分が描いていた軌道にそれなりに乗っている。
HPとブログとの大きな違いは、一言でいうと、集積度の違いと思う。
HPは一つ一つの記事が確実に積み重なり、一つの塊を形成していく。それに比べブログは、カテゴリ、ジャンルが広く、ダイアリー的な要素が強いので、塊を形成するもやや流動的です。
それと、一つの記事をUPするまでに費やす時間もかなり違う。つまり、HPは内容、表現にちょっと気を使う一方、ブログはタイムリーな記事なので「ま、いいかー」てな具合で済ます。
勿論、ブログの中にHPの性格に近いのも、また、その逆もかなり見受けられ、一概には言えませんけれど。
HPやブログは誰でも立ち上げられるけれど、「動機と目的」がハッキリしていないと、長続きしない。ただ、長続きすればいいのではなく、目的を達成すれば、止めればいい。
で、「趣味性」が強いサイトの場合、記事をUPした瞬間から「批判の対象」になる、と覚悟が必要。好みは「十人十色」ですから。
それと、残念ながら「間違っていない」と「正しい」とは必ずしも一致しないのがこの世の中。特に、ネガティブな印象を与える内容の場合は、要注意ですね。
自分も、モンクの「ブリリアント・コーナーズ」へのコメントに対し、随分、前ですが、ある方からグレン・グールドを例に挙げて、抗議のメールを頂いた。
グールドは、彼の完璧主義からなのでしょうか、作品に完全性・一貫性を求めるため、テープの「切り貼り、継ぎ接ぎ」を積極的に採り入れたり、コンサートも拒否したピアニストとして有名で、しかも人気もある。
グールドは多くの意見(者)を無視して、自分のポリシーを徹底して推し進めましたが、モンクは果たしてどうだったでしょうか?どちらも個性の強さはあっても同列で論じること自体・・・・・・・・・・・
それに、自分はモンクを貶したワケでもなく、「ブリリアント・コーナーズ」の演奏(成立)と評価に疑問を感じたのです。
つまり、「演奏者=作品」と混同するか、「演奏者と作品は別々の対象物」と考えるか、そもそも立脚点が異なり、交わる事はありません。
それはそれでいいんです。全ての人が皆、同じ考えなんてあり得ませんし、それこそ気味が悪いです。
だからと言って、無難な内容では、おもしろくないし〜
ま、運営には「耐久力、耐久性」がそこそこ求められるワケです。適度ないい加減さと言った方がいいかも。
そんな煩わしい事なんか、と思う方は、見る側に徹したほうが良さそうです。
2014
6月6日(THU)
ペラ・ジャケがGoo! ‘CONFLICT / JIMMY WOODS’
久し振りにある円盤屋に立ち寄ったところ、このレコードを見つけた。そう珍しいレコードではありませんが、C・ジョーンズ(tp)がメンバーに入っているので入手しようと思いながら、オリジナル・カヴァがどうにも気に入らなくて、何度もスルーしてきた。
でも、この国内ペラ・ジャケはGooと思う。
パーソネルはJIMMY WOODS(as) CARMELL JONES(tp) HAROLD LAND(ts) ANDREW HILL(p) GEORGE TUCKER (b) ELVIN JONES(ds)
録音は1963年3月25、26日
1965年に国内販売されたLPですが、ペラ・ジャケに似つかわしくないほど、重量ある本体です。溝まであり丁寧な造りですね。
本作の魅力は何と言っても、メンバーの組み合わせ。まだ、聴き込んでいないので、コメントはまたの機会に。
なお、オリジナル・カヴァはこちらです。好きになれないなぁ。
1月6日(SUN)
新春早々、‘ROLLIN' / FREDDIE HUBBARD’のMPS盤をGET!
お正月の2日、カミさんにデパートのセールに付き合わされた。スゲェー、混雑ぶり!スキを見つけ、円盤屋へ緊急避難。そこで、オレを待っていたのがコイツ!
以前、こちらでUPしていますが、所有しているのははライセンスもののPAUSA盤。どうしてもオリジナルのMPS盤が欲しかった。
PAUSA盤でも「音」はLIVEものとしてはいい部類ですが、MPS盤ならもっと良いだろうと。
ただ、今回見つけたこのMPS盤、ラベルが黒で、「アレ?」と思ったが、MPSのラベルはピンク→赤→黒と変わっていることを思い出した。
多分、オリジナルだろう(そう、願いたい)。
イャ−、期待通りでした!PAUSA盤のやや乾いた音が、適度な潤いにより、、格段に「音質」が良く、よりリアル感が増している。そこで、改めて紹介を。
1981年5月2日、ドイツの「VILLINGEN JAZZ FESTIVAL」でのライヴ。
スピード感溢れるオリジナル作‘One Of Another Kind’から始まるこのステージ、ハバード、絶好調です。
2曲目のスタンダード・ナンバー‘Here's Taht Rainy Day’、このフリューゲルホルンの音色、情緒纏綿な歌心、もう、サイコー、絶品!!!さすがMPS盤!
次の、R・クライン作のファンク曲‘Cascais、軽妙で現代的な「ノリ」が心地よいですね。
さぁ、B面に移って、ハバードの人気作‘Up Jumped Spring’、会心の出来ですね。ワルツ・ビートに乗って擽るようなtpにイチコロよ。言葉が出ましぇ〜ん。
D・バードにトリビュートした‘Byrdlike’(パーカーにもトリビュートしたBirdlikeと同曲)ではインパクトあるソロを聴かせます。
何度もレコーディングしている‘Brigitte’、リリカルなチャイルドのピアノ・ソロの後、イン・テンポで妻への「愛」の綴るプレイに痺れるぜ!
ラストは’Breaking Point’、カリプソで会場を盛り上げ、ビシッと決める。もう、完璧ですね。
どの曲も万雷の拍手に沸いているけれど、最後のアンコールを求める嵐のような歓声、手拍子、口笛等、如何にこのステージが素晴らしいか、見事に証明している。
結局、アンコール曲は収録されていませんが、果たして何が演奏されたのでしょうか?‘The Summer Knows’、‘Little Sunflower’で再び、聴衆を酔わせたのでしょうか?それとも‘Spirits Of Trane’、‘Gibraltar’でトドメか、興味が尽きませんね。
とにかく、全てのジャズ・ファンが納得する名ライブ・ステージと言っても過言ではありません。
ハバードは一昨年、発掘された「キーストーン」のライブ(80年)を始め、同じ80年7月のオランダ、ハーブでの「ノース・シー・ジャズ フェスティバル」等、当時、好調を保っており、中でも、82年7月16日、オーストリアの‘JAZZFEST WIESEN’でJ・ヘンダーソン(ts)、K・バロン(p)、R・カーター(b)、T・ウィリアムス(ds)からなる‘SUPERSTARS’を率いたステージは空前にして絶後のプレイで聴衆を困惑させる(笑)。その破天荒ぶりはハバードが如何に桁外れたスケールの持ち主であるか、如実に証明しています。
機会がありましたら、本作同様、聴いて下さい。肝っ玉が大きくなりますよ(笑)
2013
8月5日(SUN)
「久し振りの円盤屋巡り」
ロンドン・オリンピック、男子サッカーでエジプトに勝ち、水泳400mメドレーでは男子が銀、女子が銅、イャー、興奮しました。
年甲斐もなく気分がハイになったのでしょうか、この猛暑の中、円盤屋巡りに出かけました。暴挙?ですね。と、いっても、巡るほど数はありませんよ。ほんの2、3軒です。
で、今日の収穫は、H・HAWESの‘SPANISH STEPS’(POLYDOR/BLACK LION、1969年)とTEDDY EDWARDSの‘NOTHIN´ BUT THE TRUTH!’(PRESTIGE、1966年)の2枚。
前者は‘HAMP'S PIANO’(MPS)と並んでこの時期の代表作として知られている一枚で、何故か、未入手でした。
後者はエドワーズのPRESTIGE第一作目、W・DAVIS(p)、P・CHAMBERS(b)、B、HIGGINS(ds)が脇を固めている。
さぁ、どうでしょう?
4月4日(TUE)
「ちぐさ」新オープン
場所を変えて新オープンした「ちぐさ」へ行かれたOさんより、お店の画像を送って頂きました。
なんでも満員御礼状態だった、とのこと!さすが、有名老舗JAZZ喫茶ですね。
昔を懐かしむ、そんな雰囲気だったようです。
自分も機会があれば、もう一度、訪れたいものです。
でも、オーディオ関係等、以前のままのようですが、果たして、あの独特の「店の味」はどうなんだろう?
ふと、画像の上部分の看板をみて、考えてしまいました。
Oさん、画像、有難うございました。
2月20日(MON)
ジャズ喫茶「ちぐさ」復活!
1月29日(SUN)
「かんちがい音楽評論・JAZZ編」を読む
昼の休憩時、ちょっと時間があったので、本屋へ行ってみた。音楽関係のコーナーでこの本を見つけ、初めは、勘違いの「レコード・レヴュー」を取り上げたものと思い、パラパラと読みだしたが、そうではなかった。それほど面白くなかったので、元へ戻そうとしたら、丁度、大西順子さんの「バロック」についての記述が目に留った。少し読んでみると何だか変なので、たまたま、翌日から年次休暇で二日間、ヒマになるので、1,600円と超インフレに感じたが、そのままレジに向かった。ところが、レジで1680円と言われた。確かめてみると、この本の価格表示が、定価(本体1600円+税)となっている。総額表示が義務付けられているはずだが?法令が変わっていなければ、この出版社は法令違反となる。
ま、それはそれとして、初めから読んでみましょうか。ところが、ちっとも目が進まないないのです。用心深いというか、保険を掛け過ぎた文章構成なのでだんだんイライラ感が募ってくる。例えるならば、100m毎に信号機が赤になる状態が続き、ググッと読ませる勢いがない。
それで、大西順子さんの「バロック」の所まで、途中を飛ばした。
そこで、ミュージシャンと評論家の「正しい、もしくは理想的な関係」ついて、好個の参考例として、あるサイトでの評論家・後藤雅洋氏のアルバム評を載せた。要するに「酷評」である。更に、同じサイトで他の評者が同じように「酷評」し、それに対し、大西順子さんがツイッターで「反撃」?した成り行きが書かれ、著者・中山康樹氏は、その行為を「過剰」とし、「かんちがいの最たるもの」と断じた。実際の記述は「かんちがいの最たるものとして映る」と、なにやら、他人事のような表現と使う辺り、用心深く、保険を掛け過ぎですね。
そして、大西順子さんのツイッターでの「反撃」を「少なくとも、批評に対する批評としての反論になっていない、とも思う」と、記述している。
だが、、この一節は成り立たない。なぜならば、後藤氏、某ライターの評文が「批評」ではなく、単なる「こきおろしにすぎないからだ。
問題は後藤氏の評文の品格の欠如。
「バロック」の内容について「端的に言ってサウンドが古い」と手短に片付け、「この手の作品なら、もっと優れた作品が有る」と、二枚を引き合いに出している。この手法は、自ら「批評」を放棄したのも同然。良識ある批評家は絶対、この手法を取らない。会社の上司や親が、部下や子どもに対し、優秀な他の部下や他人の子供を引き合い出して叱っているのと同じだからです。
ネガティブな評を書くなら、正面から作品に向かい、もっと丁寧な論述があって然るべきです。それが礼儀というもの。それに「私は知っている」ならともかく、「私たち」と複数にした裏には、無言の圧力を掛けている、と解釈できる。深読みすると、自信の無さから?とも考えられるが、全体の流れからすると、それは、ありえない。
また、本作とは直接関係ない大西さんが好き、そして師事していたというジャッキー・バイアードを侮辱している。
更に、言ってはならぬ禁句で、大西さん本人をも侮辱している。「日本人枠、女性枠というアドバンテージ抜きで・・・・・・・・・・・・・」
これはないでしょ!後藤さん!
それから、もう一人、「他の評者」。同上にバイアードをB級と決め付け侮辱し、自己チュウ丸出し評を記している。なぜ、実名を出さなかったのか?さすがに中山氏も実名を出すのを憚ったのだろう。それでは、常々、口にしている「すべて自己責任でなければならない」に反するではないか。自分寄り「仲間?同業者?保護」ですなぁ。もっとも、そのライターの大凡の見当が付きますが。ま、こうして、なんとか話を盛り上げる?のも著者の苦肉の策やもしれませんね。
要するに、この二人の評文は、大西さんへの「無差別攻撃」のようなもので「批評」という代物ではない。ひょっとして、読者には分からない裏、背景があったかもしれません。
だから、大西さんの「怒り」は、言ってみれば、「正当防衛」なのです。
それなのに、中山氏は「もしも・・・・・・・・・・」なんて、しつこく、仮の話で中で、大西さんの行為を「反則」と記している。これこそ「反則」の最たるもの!なんか、心が寂しくなるよなぁ。
この辺りで取りあえず、この本の読みを止めました。この続き(まだ2/3もある)を読むのかどうか?は今のところ分かりません。
最後に、中山さん自身、とんでもない「かんちがい」をされている。
「ファンは、好きなミュージシャンやアルバムがケナされれば怒るのが当然、と考える」と言っていますが、そんな事はありません。ミュージシャンに対する「リスペクト」を持っておれば、ネガティブな評価を下したとしても、それに対し、誰も文句は言いません。中山さんがジャズ・ファンを甘くみている証拠です。
ps 後半については、こちらをどうぞ。
2012
12月8日(THU)
本格派ジャズ喫茶 ‘Days’オープン!!!
新しいジャズ喫茶がオープン(11/28)したという情報を得たので、早速、行ってみました。場所は何と!自宅から車で10数分と至近距離。地下鉄でも最寄りの駅から5分とアクセスが大変便利なのが嬉しいですね。また、この辺りはブティックやエステの店が多く、なかなか洒落た通りが続いており、ロケーションも非常にGooです。
では、入ってみましょう。丁度、レコードを選んでいる所ですね(店主の方?)。うぅ〜ん、インテリアが小ぎれいに仕上げられていますよ。落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
入口すぐ左に収納されたレコード。凄い!です。なんでも、5000枚とか!見た事も聴いた事もないレコードがいっぱい有りそうで、なんだかワクワクしますよね。
カウンターで先客の一人の方と店主を交え、いろいろ話をさせて頂きましたが、やはり、この店主の方は「プロ」の聴き方をされています。それに比べ、僕は「アマチュア」です。
いまだに学生時代の「聴き方」しかできない。でも、それが原点なので、今更、どうしょうもありません(涙)。
左は入店後、暫くして流れたレコード、さりげなく、しかも、当たり前のように。右は、店主の愛聴盤の一枚。初めて見るカヴァです。タイトル同様、とても‘Feelin' Good’でした。この2枚で大よそ解りますよね。でも、ガチガチのコレクター気質でないところに好感が持てます。つまり、ジャズへの「造詣」が深いのです。見習わなければ(大汗)。
この続きは、
Jazz And Freedom And Avenger 雨の午後、オープンしたばかりのジャズ喫茶‘Days’へ
住所:名古屋市千種区猫ヶ洞通 4−30−7 PRINCE OF ORANGE 2F 電話:070−5694−2114営業時間:13時〜22時定休日:今の所は無し(12月19日は保健所の講習で休み)。アクセス:地下鉄本山2番出口から徒歩5分(猫ヶ洞通に面しています)なお、専用駐車場はありませんので、お車の場合は近隣のコインパーキングをご利用下さい。
車では、名古屋ICから名古屋駅方面へ一本道(本山交差点で右折)、15分ほどです
11月2日(WED)
アクセス分析
拙HPにはアクセス分析機能が付いており、過去2年間分のページ別アクセスデータが集積されている。ただ、カウンターのように訪問者数は出てこない。
そのデータよると、過去2年間の1か月の平均ページ総閲覧数は13,500、日割りでは450ほど。最近、新規アルブムのUPが月に一枚がやっと、と更新をサボっている割には予想を超える数で少々驚いています。訪問者は推測ですが、1日、70〜80名と思います。
閲覧数が一番多いページ(TOPページ、アーティスト・インデックス等を除く)のは、やはり、「今さらの名盤・人気盤」で、月平均500ですが、紹介アルバム数が多いので、当然と言えば当然ですね。
で、3〜5枚を紹介しているページのBEST 3は
@ 幻の名盤-1 月平均 330
A 愛聴盤-1 月平均 250
B 隠れた名盤・好盤-1 月平均 230
この辺り、順当な所でしょうか? HPを立ち上げた時の古い記事ばかりなのですが、クリックがし易いのかもしれません
では、単独で紹介しているページのBEST 1は、と言うと
独り言-1 「すべては、アイラーより始めねばならない」 月平均 210
このページは、以前、月に1,000近いアクセスがありましたが、最近、落ち着いています。
その他、閲覧が思いの外に多いのは
○ 愛聴盤-7 狙いはドーハム or J.J.ジョンソンなのでしょうか?
○ 呟き-15
○ 呟き-16
ところで、予想外に閲覧が多いページは、何と、
「困った迷盤、苦手な名盤人気盤」の3ページ 月平均(トータル) 500強
おもしろいですね。根強い?人気があります(笑)
なお、ここ最近、新規UPしたアルバムの中でで好評なのが、カミュカの「1976」で一ヵ月間で480のアクセス、それ以上なのが、実はPreviousでUPしたウッズの「SHOWBOAT」で570です。この二枚は本当に「知られざる名盤」なんですね。
9月26日(MON)
パクリ、発見!
1月16日(SUN)
大雪です!?
午後から外出を予定していましたが、雪がちらつき始め、あっというまに薄らと積もりました。ちょっと様子をみていると、1時間後には、辺り一面、銀世界。
寒い!し、車のタイヤはノーマルなので、外出を諦めました。
そうとなれば、もう、コレしかありません。今日、聴いたレコードは、この5枚、節操がありませんね。
2011
12月30日(THU)
年の瀬
大学院に行っている息子が帰省し、今日は久しぶりに家族四人が揃い、普段は自宅付近で済ませていましたが、駅前のホテルのディナー・バイキングに出かけた。
この時期、四人で来たのは、恐らく初めてでしょう。イルミネーションがキレイだったので、一枚、パッ写。
思いの外、人影も少なめですかね?以前はもっと多かったような気がします。景気の影響なのでしょうか。
それはともかく、今年一年、お付き合いくださいまして、ありがとうございます。
来年も、どうぞ宜しく、お願い申し上げます。
みなさん、よい年をお迎え下さい。
12月13日(MON)
J. J.!のステレオ盤(LSP-3350)をGET!
今年も早いものであと僅かとなりましたね。久しぶりに都心へカミさんと出掛けた際、チョット時間があったので円盤屋を覘いてみた所、前から密かに狙っていた‘J. J.!’のSTEREO盤を見つけました。カヴァも盤もNMでした。
MONO盤は既に所有していますが、実は、この素晴らしいビッグ・バンドものを是非、ステレオ・ヴァージョンで聴きたいと思っていたんです。
イャー、もぅ、サイコーですね。MONOでも音は良かったのですが、音の広がり、迫力、キレ、文句ナシ。改めてジョンソンのBEST 1と確信しました。また、クランショウのbもバッチシですね。
今年、初めて購入した一枚です(涙)。「犬も歩けば棒に当たる」のたとえですかね。
10月20日(WED)
THE BLUES AND THE ABSTRACT TRUTH / OLIVER NELSON
6年前、ロリンズの‘WAY OUT WEST’のSTEREO RECORDS盤のカヴァ画像を送って頂いたCLASHさんから、先日、拙ブログ(JAZZ AND FREEDOM AND AVENGERの13/10付けのコメント欄)の方に、当アルバムの1stと2ndのクレジット等の違いについて、コメントを頂きました。
なにやら、どこかでバッタリ、親友と再会したような懐かしさに感激しました。イャー、ジャズ仲間って、ホント、いいですよね!たとえ何年ぶりであっても、直ぐにその当時の距離に戻れますから!!!
CLASHさんからの情報では、
>オリジナル内カヴァは大タイトルでBLUES AND THE ABSTRACT TRUTHのみ、あと内カヴァはメンバー(OLIVER NELSONがトップ)曲、所属等のライナーです。表カヴァ(文字数順でNELSONは下から2番目GEORGE BARROWは記載無)。背含めリーダー無しですね。
ちなみに「フロント・カヴァにきちんとその旨がクレジット」は無いです<
大幅にカヴァ変更して再発しなければならなかった理由は、CLASHさんのご推察通り、二人(ネルソン、ドルフィー)の専属プレイヤーを貸し出しているPRESTIGEの意向が、やはり強かったのではないでしょうか?それだけ、本作の出来が素晴らしかった証ですよね。PRESTIGE側は、きっと舌打ちをしたのではないでしょうか(笑) 改めてプロデューサーの存在の大きさを痛感します。
CLASHさん、貴重な情報提供、本当にありがとうございました。
2ndの内カヴァ
5月19日(WED)
Swing Journal誌 休刊
67camper'sさんのブログを拝見していたら、SJ誌、休刊のコメントが投稿されていました。
やはり、というか、とうとうきたか、との思いが頭を横切った。
自分もここ最近、気になる記事が掲載されている号ぐらいしか購入していなかったので、SJ誌のスタンス、内容にいろいろ問題が無いワケではありませんが、ホント、残念でなりません。
自分が、最初に購入したのは43年前の1967年4月号(←)でした。表紙が擦れ、かなり傷みもありますが、今まで、一度も処分する気にはなりませんでした。
確か、この時代の号が、まだ、20冊?ほど大事にとってあります。
この頃、毎月、発売日の20日が待ち遠しくて、まだ、店頭に並んでいない時は、ガックリしたものでした。
まぁ、青春の一ページというよりも、大袈裟かもしれませんが、もぅ、一部って感じでしたね。巻頭にはミュージシャンの写真が数枚、収められていて、本号のTOPは、まだ生存中のコルトレーン、そして、当時、話題を集めていた、ガボール・サボが取り上げられていた。
久しぶりに、中身をざっくりですが、目を通しました。イャー、ホント、中身が濃いですね。
今では、頭がパニクリます!
因みに、タイトルを抜粋して紹介すると、
○ モダン・ジャズ第二の革命を追って、「ニュー・ジャズの誕生」
○ 新主流派とはなにか
○ 寒い国から帰って来たアルトのリー・コニッツ
○幻の名盤 「オーバー・シーズ」に聴くT・フラナガンの世界
等々
「今月のジャズ・レコード評」では、
新譜推薦盤のトップに、
「O・コールマン/タウンホール・コンサート」が揚げられ、最高点を得ています。評者は植草甚一氏です。
イャー、あの頃のモダン・ジャズは熱かった!!!
3月28日(SUN)
Swing Journal誌 4月号
本屋の前を通った際、ふと、「そう言えば、今月号をまだ見ていないなぁ」と思い、手に取ってみた。「名盤のウラに記された真実フレディ・ハバード」の文字が目に飛び込んできて、久しぶりに購入。嬉しい事に、巻頭にハバードの特集が組まれていました。
ハバードはマイルス以降では、No.1の実力を有しているのに、70年代半ば、フュージョンに手を染めた事で、我が国では心無い人達からバッシングを受け、その素晴らしいプレイを正当に評価されているとは、言い難いのではないでしょうか。
こうして、特集されることによって、彼をあまり知らない(聴いていない)ジャズ・ファンがもっとハバードのアルバムを聴くきっかけになって欲しいものです。
この‘GOIN' UP’を初めて聴いた時、「こんな、凄いトランペッターがいたのか!」と、まるで電流が体中を駆け巡るような衝撃を受けた。稲妻のようなtpが炸裂する中、‘I Wished I Knew’で聴かせるスケールの大きいバラード・プレイは将来を約束するに相応しい出来栄えです。
先日、とあるカフェ・バーのBGMでこの‘I Wished I Knew’が流れていました。
あれから、40年あまり、その時の記憶は未だ褪せる事はありません。ディジー、マイルスにきちんと評価され、愛されたハバード、今頃、天国で一緒に演っているのでしょう。
それからTOPICS(P98)では、なんとボビー・ブラッドフォード(tp,cor)が復活した、と報じられていました。イャー、うれしいですね。この人も僕の青春時代を思いださせる一人です。こちらとこちら、そして、こちらもどうぞ。
また、C・ロイドのニュースまで取り上げられており、今月号は僕にはとってもGooですね。
3月24日(WED)
SURF RIDE / ART PEPPER
連休の最終日、カミさんと娘の買い物に出かけた際、ついでに、ある円盤屋立ち寄った所、本盤が最新入荷コーナーにあった。プライスを見て、まぁ〜、ビックリ、諭吉が3枚でお釣りが少々。
底抜け防止で本体がカヴァ裏に出されていて、レーベルを見る事ができました。アズキ色です(ミゾなし)。自分も所有しているので、シメシメ!なんてチョイ・ルン気分で帰宅して見ると、コーティングは同じですが、カヴァ写真が貼りだったんです。
ガクッときましたね。そりゃ、そうでしょ、そんなおいしい話はありませんよね。70年代になったから手に入れたものですから。
所有盤はRVGは手彫り、レコードNo.は機械印ですが、肝心のスタンパーはと、言うと、それが不思議で、それらしきものが無く、A面に1、B面に2と刻印してあるだけです。円盤屋のブツがどうだったか、そこまで気が回りませんでした。
まぁ、いいっか〜〜 SAVOYが原盤ではないので・・・・・・
3月8日(MON)
My Blog
一年半ほど前から、ブログを始めている。最初はHPと勝手が何かと異なり、更新が思うように進まなかったが、慣れるほどにその気楽さに嵌ってしまった。ダイアリ−なので、気儘にUPできるのがイイ。また、一応、タイトルにJAZZを取り入れていますが、それに縛られなくても良いのが本音かもしれません。
JAZZについては、車の中で聴いたCDを取り上げ、原則的には、弊HPでは紹介していない作品に絞る予定でしたが、今のところ、あまり進まず、しかもかなり重複してしまいました、それなりに、視点を変えたつもりですが、結局は似たり寄ったりになってしまい、自分の限界を痛感しています。
本来は、当HPの更新をメインにすべきなんでしょうが、しばらく、大目にみてくださいね。
暇な時にでも、足を運んでみてください。 Jazz And Freedom And Avenger
なお、TOPページでは画像ではなく、Jazz And Freedom And Avengerをクリックしてくださいね。コメントもお待ちしてます〜
1月1日(FRI)
迎 春
年々、あっと言う間に1年が経ってしまいます。それに反して更新のスピードが落ちてきました。
ま、一種の倦怠期かもしれません。
ゆっくりとUPしてまいりますので、今年もよろしくお願い申し上げます。
2010
10月16日(FRI)
チョット、まった!
9月1日(TUE)
別ジャケ ‘IN THE SOVIET UNION / CHARLES LLOYD’
久しぶりに中古レコード屋に寄ってみた。最近、購買意欲をそそるようなブツに当たっていないせいか、それほど期待はしていませんでしたが、今日は、いきなり壁面に飾ってあったこの一枚が目に入った。うぅん、この当時のソ連国旗をあしらったジャケットをずっーと探していました。国内盤ですが、しっかりとコーティングされたゲート・ホールドのジャケがずっしりと重さを感じさせる。
60年代後半、まるで彗星にごとく現れ、当時のジャズシーンを席巻したロイド・グループの「知られざる名盤」です。モンタレーのライヴものの方が、一般的には著名ですが、この「タリン・ジャズ・フェスティバル」に於けるライヴは、あのフォレスト・フラワーは収録されていませんが、アルバム単位の出来映えとしては、僕は本作の方が演奏密度は高いと思っている。
ロイドはフォレスト・フラワー、一発屋だ、と思い込んで、否、思い込まされているジャズ・ファンに、是非、聴いて頂きたい一枚ですね。
なお、本レコードのオリジナルカヴァはこちらと思いますが、確信はありません。
ところで、この中古屋にSJ誌の9月号が置いてあり、パラパラを読んでみると、モーガンの「コーンブレッド」が大きく取り上げられ、「真の名盤」とまで祭上げられていた。そうかなぁ?出来具合は、相変わらずソツが無いけれど、何というか、今までの自分の殻を破ろうとするチャレンジ・スピリッツが感じられないなぁ、乱暴な言い方かもしれませんが、「惰性のはじまり」とでも言うのでしょうか。あまりネガティブなコメントはしたくないけれど、モーガンは好きなプレイヤーだけに、つい、本音が出ちゃいますね。天国のモーガンだって、いい迷惑ですよね。
7月20日(MON)
旧宿場町で見つけたJAZZ喫茶
ETC高速 上限1,000円を利用して八ヶ岳方面へ出かけました。帰りに小淵沢ICから30分程にある甲州街道の旧宿場町、台ケ原宿に立ち寄ってみた。ここには300年の歴史を誇る有名な作り酒屋、「山梨銘醸」があり、かって明治天皇が御巡幸の際、行在所と使われた奥座敷があります。残念ながら、夕方遅くなったため閉まっておりましたが、その風格ある店構えはなかなかのものです。
ところが、この旧台ケ原宿の並びに、なんと、JAZZ喫茶があったのです。その名は「AUTUMN」。約一年前に開店してそうです。イャー、驚きですね。
目の前で焙煎されたコーヒーは、このところアイス・コーヒーばかり飲んでいる胃に美味しく沁み渡って行きましたね。
で、この「AUTUMN」のユニークさはSPがどこにあるか分からないのです。尋ねようと思っていたら、女性三人組が入ってきたので、その機会を失いましたが、小音量ながら、クリアな音は「おゃ?」と思うほど魅力的でしたね。マスターはどうもミュージシャンも兼ねているようです。
旧宿場町としての面影、風情はかなり薄らいでいましたが、こちら方面に旅行された時にでも、「山梨銘醸」と「AUTUMN」に一度、立ち寄られては、いかがでしょうか。
念のため、住所は北杜市白州町白須101。なお、木曜定休です。
3月8日(SUN)
大学合格
各大学の合否の結果が出揃ってきました。受験生、及びその家族の方々にとって悲喜こもごもの思いと察します。幸いにも、我が娘は先月の半ばに第一志望の国立大学へ一足先に合格が決まっていました。最近の入試システムは自分の時代の様に試験一発で決まるのではなく、ちょっと複雑で何度、カミさんから聴いてもよく理解、把握できません(頭が固い、と笑われます)。娘の場合、学校推薦、センター試験、面接といった3つのバーをクリアして合格しました。
昨年夏の模擬テストではE判定でしたが、この僅か半年間の見事な集中力により、合否ラインをハナ差(娘の話では)で駆け抜けたようです。傍から見ていても、それほどガリ勉タイプではありませんが、押えるポイントが上手なんでしょう。高校受験もそうでした。僕と正反対ですね(笑)。
たとえ、ハナ差であっても、その「差」は、かって僕が味わった苦い思い出を消し去ってくれるに十分過ぎる「ハナ差」でした。
それと、彼女をずっと支え続けてくれたカミさんに感謝です。
2月8日(SUN)
ジャズ・レコードのドーピング、偽装問題
スポーツの世界でのドーピング疑惑や食品関係に於ける産地偽装、また平成の寺田屋騒動等、事件が後を絶たない。ジャズ・レコードも全く無関係ではありません。薬物使用、産地偽装が発覚すれば、処罰、刑罰が課せられるのに、音楽の世界では、レコードという商品の完成度をより高めるとか、魅力的な内容に向上させる名目で、いろいろな編集加工がされていますが、それに対して寛大というより、寧ろ、そんなこと当たり前と、言う風潮が無きにしもあらずです。具体的に被害を蒙る人が出ないからでしょうか?
然しながら、ことジャズに関して言えば、果たして、それでいいのだろうか?なぜならば、ジャズの生命線であり、大きな魅力は何と言っても「インプロヴィゼーション」のはずです。しかも、もし、レコード演奏に芸術性、芸術的価値を見い出そうとすれば、所詮、レコードなんだから、いいわ、いいわ、なんて寛大な対応は間違っているとは言わないまでも、チョット、疑問ですね。勿論、楽しければ、気に入れば、それでOK、と仰る方にはどうでもいい話ですけれども。
レコード上でのドーピングは、所謂、テープ編集ですね。これも、いろいろな方法があり、ソロをテイク違いのものと差し替えるやり方から、いくつかの未完成テイクを継ぎ合わせ一本にするやり方、或いは、芳しくないソロをカットしてしまうやり方、また、ややニュアンスが違うかもしれしれませんが一人だけにSPOTを当て、他人のソロを殆どカットしてしまうやり方まで、事実は小説より奇なり、ではありませんが、大袈裟に言えば千差万別でしょう。
また、偽装と言えば、本来、参加していないミュージシャンのプレイを後からオーバー・ダビングする手でしょうか。
ただ、多重録音とか、ソロの途中から急にフェード・アウトさせる、といった制作コンセプトがハッキリと聴き手に解る加工については、それほど問題視する必要はないと思います。
また、ピッチ違いについては、まぁ、闇の中とでも言うのでしょうか。
なお、テープ編集・加工等は恐らく、プロデューサー、レコード会社の主導で行われ、ジャズ・ミュージシャンが積極的関与する(した)ケースは稀ではないでしょうか。それに、かなり後年になって表面化するケースも有るので、聴き手の耳を鈍らす可能性も秘めています。
僕は、ガチガチの無編集原理主義者ではありませんが、演奏テープを加工する事には消極的に否定します。
少し具体的に言うと、語弊があるやもしれませんが、「魚」を喩えにしてみましょう。
勿論、何も加工しない「生」が一番良く、後は焼く、せいぜい煮るまではOK、けれども蒲鉾、ちくわ等「ねりもの」になると否定せざるおう得ません。たとえ、原材料が高級魚と言われても。
線引きは人其々、異なるのが当然でしょうが、寛大過ぎてはジャズの未来は無い、と思うのは僕だけでしょうか?
1月29日(THU)
CHARLES TOLLIVER BIG BAND LIVE at STAR EYES
昨夜、行ってきました、ライブに。場所は名古屋の覚王山にある老舗ライブ・ハウス‘STAR EYES’。
7:00 PMからの第一ステージです。16人編成なので店の半分近く、メンバーで占められるという異常事態(笑)の中、定刻通りにスタート。オープニング・ナンバーはトリバーの高速オリジナル‘Plight’(多分です、チョット自信ナシです。聞き洩らしました)。ベレー帽で頭を隠したトリバー、お元気です。1m近くの至近距離でした。
明らかに店の外へ溢れ出る圧倒的なビッグサウンド、いゃー、これですよね、聴衆の反応がみるみる内にボルテージ・アップしていきました。
それから、意表を突く‘I Want To Talk About You’。トリバーの曲紹介でコルトレーンの名が出ていました。そうなれば、出番はこの人、B・ハーパーですよね。相変わらずトレード・マークの黒のタートル、これしか持っていないのですかね(笑)、体形も昔のままで精悍だが、プレイはいま一つ精彩が・・・・・・・。
三曲目は皇帝ペイギンをイメージしたちょっとユーモラスやエンペラー・ブルース?マーチ?です。そして最後は、アンコールでトリバーの新作からタイトルの‘WITH LOVE’。途中よりメンバー総立ちでの大サービス。もう、メチャクチャですわ(笑)。
さて、もう一人のお目当てのS・カウエル、とっても紳士ですね。彼もオツムが・・・・。ベレー帽で隠していました(笑)。指が細く長く、そのしなやかな指さばきは感嘆ものです。イイ、プレイを聴かせてくれました。さすがです。
MUSIC INCで不仲になったハズ?のトリバーとカウエルですが、トリバーは絶えずカウエルの傍へ行き、仲良く話していました。水に流したのでしょうか。それとも噂だけだったのしょうか?
そのカウエルが一人の若手トランペッターのソロをバッキンブを止め感心した様子で聴き入っていた。KEYON HARROLD?(多分)という全く知らない黒人トランペッターで、トリバーが熱心にカウエルに説明していた。それが、若かりし頃のハバードにソックリ、プレイも似ているんですよ。帰り際に丁度、彼とすれ違ったので、‘Nice play’と声を掛けたら、‘Thank you’と言いながら手を差し伸べてきました。Nice Guyです。
それから、サプライズものを一つ。tpセクションにあのDAVID WEISSがこっそり入っていたんです。DAVID WEISSと言えば、晩年のハバードをサポートしたTHE NEW JAZZ COMPOSERS OCTETのリーダーですね。それもKEYON HARROLDのすぐ隣に。イャー、驚きました。
それは兎も角、いやはや、種も仕掛けもない直球ど真ん中BIG BANDでした。MUCIC INC BIG BANDの再来とでもいうのでしょうか。ジーン・ジャクソンのパワフルでありながら小気味の良いドラミングはこのバンドの要ですね。
スモーキー・フレーバーがたっぷり効いたラフロイグの味が殊のほか美味かったです。久し振りにいいナイトでした。
帰りにこのバンドのBN新作‘WITH LOVE’でも土産に買おうと思っていたら、何故か置いてなくて、このCDが置いてあった。D・WEISSがいたからでしょう。
僕は以前からTHE NEW JAZZ COMPOSERS OCTET単独の作品を聴きたかったので、これは、これは、と購入してきました。ハバードとTHE NEW JAZZ COMPOSERS OCTETとの係わりについてのシールが貼ってあります。
この作品はTHE NEW JAZZ COMPOSERS OCTETとしては三作目、2005年に録音されていて2008年にリリースされたものです。ひょっとして、ハバードの‘ON THE REAL SIDE’に合わせて発表されたのかもしれません。
一通り、聴いてみましたが、期待に違わぬ隙のないカッコいいサウンドです。アーバン・ジャズとでも言っていいでしょう。泥臭さは皆無。念のため付け加えると甘さは全くありませんので誤解なきよう。
ある意味で上のCHARLES TOLLIVER BIG BANDとは対極なサウンドですね。もちろん、ライブとスタジオものでは、簡単に比較できませんが。ただ、D・ WEISSが両方にいるのが何とも不思議です。その答は‘WITH LOVE’にあるかもしれません。
ところで、僕は前からXaviel Davisのpが気になっていましたが、本作でそのメロー&リリカルなタッチが十分に楽しめます。ネットで調べると、なんと既に2枚もリーダー作を出しているんですね。知りませんでした。そのちょっと異風なタッチはスペイン系?からくるのでしょうか。
1月25日(SUN)
CHARLES TOLLIVER BIG BAND
世の中、悪いことばかりではありませんね。何気なく新聞を読んでいたら、片隅にほんの小さくこんな記事が載っていた(実物はこの半分)。まさか!!! よく見つけたなぁ、と自分ながら感心した。ハバードが導いてくれたのでしょう。
トリバーはハバードの直系というか、そのアグレッシヴなDNAをそっくりそのまま受け継いだトランペッターで、直にレッスンも受けていた間柄です。
最近、また活発に演奏活動をしているというニュースは聴いていましたが、まさか地元のライブ・ハウスに来るとは!メッチャ、嬉しいです。しかも、カウエルも一緒、bのリードとハーパーもです。
半端じゃ、ないですよね。
禿げ上がった頭に額いっぱい皺を寄せるトリバー、JAZZはこうでなくっちゃ!
昨日、前売り券を直接、そのライブ・ハウスへ買いに行きました。オーナーらしき方に「新聞記事を見ました」と伝えたら、「オォー、初めてやぁー 効果が有ったのは・・・・・・」と。
帰り際、「ありがとう・・・」と言う言葉の中に、心からJAZZを愛する魂が聞こえました。
それにしても、こんな事が有るんですね。忘れられないライブになりそうそうです。
追記 先日(18日)、ある方より一本のメールを頂きました。その心温まる励ましのお言葉に心より感謝し、弊HPを継続する気持に固まりました。本当にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
1月11日(SUN)
あれから、
どれほどの時間が経ったのだろうか?日数にすれば、たかが10日あまり。けれど、僕はまるで闇の中を漂流しているようで、時間感覚を全く失っている。恐らく、受け入れたくない事実に対する拒否反応のようなものだろう。
ハバードは僕にとってJAZZを聴き始めてから、ずっとヒーローであり、そしてアイドルだった。唇のハンディから満足な演奏が出来なくなくなってからも、同時に抱え込んでしまった身体の問題を乗り越えて必ず再帰してくれると信じていた。その間の‘NEW COLORS’、涙を零した2003年のライブ、そして新作にして遺作ともなった‘ON THE REAL SIDE’にしても、まだまだその序ノ口と思っていた。そして このブログを見てからは、尚更、その感を強めていたいただけに、あまりにも唐突な知らせに全身が凍りついた。
少年の素直で澄んだ瞳に映ったハバードは、一部の大人の濁った瞳には決して映らない「本物」の素顔だったのだろう。
あれは、時計の短針と長針が重なり合わんとし、日付が30日から31日に変わろうとしていた時で、その夜はなかなか寝付けられませんでした。
このHPを立ち上げたのは2003年、暦の上では立春を過ぎていましたが、春の足音はまだ遠い2月上旬。
あれから、もう間もなく6年になります。初めは30数枚のアルバム紹介からスタートし、当初は3、4日に1枚をUPしていましたが、最近では、月に1枚がやっとのペース、しかも、だらだら垂れ流し長文。時々、そろそろ潮時かな、という思いが頭を過ぎります。そんな時に・・・・・・・・・・・・・・・・。
でも、好きなハバードの作品のUPもまだ、60年代の途中で、ここで止めてしまっては中途半端に終わってしまう。
それに、弊HPの日々の総ページ閲覧回数が何故か「あれから」急に上昇している。普段は約450ヒット前後ですが、今年に入ってから3割弱ほど増えている。掲示板を設けず、一方通行のような我儘HPなのに、本当に有難いと感謝しております。これも、無言の励ましかな?と厚かましく受け取っている次第です。
複雑な心境です。
いずれにしましても、今後についてハッキリさせねば、と思います。
2009
12月31日(WED)
嘘だ、と言ってくれ!
こんなことが・・・・・・、信じられない。来年トップのアルバムUPは‘HUB−TONES’と決めて、しかも今年、聴く最後のレコードと思い、つい先ほどまで聴いていたんです。
こんな虫のしらせなんか、いらない。生誕70歳を新作で飾ったばかりなのに。 完全復帰を・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
絶対、信じません!
12月3日(WED)
NO PROBLEM DODGE AVENGER for A HALF YEAR
AVENGERに乗り換えて約半年になる。衝動買いに近かったため、このアメ車について、ほとんど予備知識はなく、正直な所、期待と不安が交錯していた。
でも半年間、乗ってみて、トラブルは全く無く、「これ、結構、良いんじゃない!」と思っていた矢先、アメリカのフォーブスという経済誌に、なんと、光栄にも2008年ワースト・カーのト ップに名指しされた(笑)。
しかし、アメリカって変わった国ですよね。ベスト10には日本の車が大勢を占め、ワースト10には自国の車がズラリと名を連ねている。日本では考えられません。
日本では今年のカー・オブ・ジ・イヤーにまだ発売されていなかったT社の車が当り前のように選ばれ、一部で物議をかもしている。
因みに、フォーブス誌でベスト・カーに選ばれたのはこれまた当然のようにプリウス。まぁ、フォーブス誌のランキングには、何と無く胡散臭さを感じられなくもない。
アメリカの常識は世界の非常識と言われるが、日本の常識は世界の常識となるのでしょうか?
それはともかく、フォーブス誌の選考基準の大きなポイントは経済誌と言うだけに、恐らく、燃費だろう。だが、AVENGERの燃費はアメ車に対する固定観念を覆す。
厳しい都会の市街地では6q/L台だが、郊外では9q前後、そしてハイウェイでは13q台それも後半と、燃費が良いとされる国産車(2.5Lクラス)と比べそれほど見劣りしていない。そもそもランキングなんてものは、どの分野でも額面通りに受け取る人は少ないようですが、フォーブス誌にとって日本車メーカーは美味しい存在なのかもしれませんね。
さて、アベンジャーとプリウスと並べて「どっちに乗りたいですか?」とアンケートを取るのも面白いですよね。フォーブス誌のランキング通りで行けば、100人中100人がプリウスを選ぶハズですが、果たしてどうでしょうか?
アメリカ・ビッグ3のトップ達の言動は非常識な点が多いが、車自体まで非常識ではないようです。まぁ、非常識な車の方が魅力的ではありますが。
ワースト・カーに乗ってる気分はどうか?って、イャー、最近、街中で冷たい?視線を感ずるんです。このせいでしょうか(笑)。
もう、無意味なランキング遊びなんか止めたら!ギャ、ハァ、ハァ。
ジャズも車も実際に聴いて、乗って、ナンボの世界、つまらぬ世評、風評に惑わされないことが肝要では。
9月15日(MON)
TAKE THE A TRAIN / FREDDIE HUBBARD
ハバードがまだ元気であった頃の貴重な映像がありました。しかも、‘Take The A Train’、‘Autumn leaves’、‘All Of Me’をデキシー・ランド・スタイルです。
といっても、徐々にいつものハバードに戻っていきますが(笑)
中でも‘Take The A Train’はリハーサルと本番と2本あり、リハーサルでの自由奔放に歌うハバード、ほんとカッコイイ!素晴らしい!その他、オーケストラをバックにしたハバードのソロも正に圧巻です。
未だの方は是非、ご覧になってください。
YouTube - Take the A Train - Freddie Hubbard
YouTube - Freddie Hubbard Benko Dixieland Band - Take the A Train
YouTube - Freddie Hubbard - Autumn Leaves
YouTube - Al Grey, Freddie Hubbard, Eddy Davis, Mike Vax - All of Me
YouTube - Freddie Hubbard & Metropole Orchestra
どれも、あまり知られないハバードの実像が堪能でき、少々興奮気味です。
何度、何度も見てしまい、寝不足です。貴方もですか?(笑)。
8月17日(SUN)
ON THE REAL SIDE / FREDDIE HUBBARD
昨夜、遅く帰宅すると、ネット注文しておいたハバードの新作が届いていた。逸る気持ち抑え、このジャケットをながめながら冷えたビールを一気に飲み干した。あの日からほぼ5年、よくぞ、戻ってきてくれましたね、という思いで一杯だ!。
tpを優しく、両手で慈しむようにしっかりと抱き抱えている。眼が伏し目になっているところがハバードの心の奥を物語っているようだ。
すぐ聴きたかったが、なんせ深夜、ぐっと堪え、今日、早朝、聴きました。
イヤー、ここまで回復しているとは、驚きました。
ハバード、70歳。幾つになっても、何時だって「あなたの演奏」は僕にとって、「エヴァー・グリーン」なんです。
7月30日(WED)
JOHNNY GRIFFIN 死す
ここ3、4日夕刊をまともに読んでいなかったので、引っ張り出していると7/26付の訃報欄に「グリフィン死去」の記事が載っていた。7/25日、フランス西部のモープレポワール村の自宅で死去、享年80歳。死因は公表されていない。
アメリカにいるとばかり思っていましたが、やはり第二の故郷、ヨーロッパが住み易かったのでしょう。
僕は、グリフィンのシャカリキになって吹く時のtsが苦手で、それほどレコード枚数は所有していませんが、彼の力量はしっかりと認めていて、例えば「THE KERRY DANCERS」や「THE MAN I LOVE」など愛聴している。
今日は、グリフィンの初リーダー作(1956年)を久し振りに聴いてご冥福を祈りました。
B面の‘The Boy Next Door’の軽妙にしてツボを抑えたプレイに世評とは異なる彼の魅力の一面が隠されていて、好きな演奏ですね。
このレコードは国内で初めてリリースされた75年版で、リズムセクションは甘口ですがグリフィンのtsの音色はすごく良い。オリジナル盤は奇抜なジャケットでも知られています。
1956年、既にグリフィンは一流のts奏者で、しかもスタイリストであった。
7月27日(SUN)
早くも白バイの洗礼
あまりの暑さしのぎに遅い昼食を兼ね家から小一時間の山間にある渓流沿いの温泉へ出かけました。その途中、家から僅か20分そこそこの県道でやられました。
上り勾配の坂道(片側2車線)、2台前の4トントラックが減速し始めたため、ちょっとアクセルを踏み、追い抜き、200mほど走ったところ、突然白バイから停止命令。カミさんと「なんだろう?シート・ベルトはちゃんとしているのに?」と怪訝な思いで外に出ると、「速度違反です」と。「そんなバカな」と言うと「60キロのところを19キロオーバーの79キロです。実際はもっと出ていました。」と白バイのあんちゃんが宣ふ。
あまりのアホらしさにキレかかったがグッと抑え、幾つかの質問をした。詰まる所、完全な狙い打ちですね。35度を超す炎天下と早く温泉に浸りたいの思い出で、人差し指を押しましたが、「この車は坂道ではそんなスピードは出ないよ」と引っ掛けてやったら「そんなことないでしょ、この車は」と繁々と見た。
恐らく坂の手前の側道の木陰にでも隠れていたのでしょう。「こんな取締りの仕方をしていたら、そのうち呪われるよ。この車の名はアヴェンジャー、復讐者だ」と言ってやったら、「狙って取り締まるほど余裕はありません・・・・・・・」と消え入るよな小声で言いながら、顔を引き攣らせていました。
ミエミエの点数稼ぎですが、グラマラスなヒップ・ライン見たさについ止めてしまった、という可愛げ?で許してあげましょう。
でも、違反金12,000円、イテテー、ちょっとしたオリジナル盤が一枚買えたのに。トホホ・・・・・・・・
なかなかセクシーでしょ。白バイのあんちゃんもイチコロよ。 |
温泉のすぐ下の渓流で遊ぶカモ。心が癒されますね。 |
7月23日(WED)
DODGE AVENGER
少し前に納車されたクライスラーの「ダッジ・アヴェンジャー」。ガソリンの高騰、ECO風吹き荒れるこのご時世に評判宜しくないアメ車である。
その名もアベンジャー(復讐者)。よく使われるリヴェンジ(仕返し)と違って「正当な理由が有る」時にに使われるようです。それでも、見る角度によって不穏な空気を撒き散らすフロント・マスクはカー・デザイナーの戦闘機好みから生まれたそうです。そういえば、今はやりのヒカリもの(クローム・メッキ・グリル、サイド・モール等)は極力控え、兄貴分のチャージャーほどではありませんがマッスル感をさりげなく醸し出しています。もっとも、復讐者にヒカリものは合いませんよね(笑)。
パワーソースはV6・DOHC、2.7L、186馬力、4ドア・セダン、SXTモデル。HDDカーナビ、レザーシート、18インチのアルミホイール、フロント/リアのフォグランプと珍しくボストン・アコースティクのSPが装備されている。乗り心地はフワフワしたアメ車のイメージと全く異なり、ダイムラー&クライスー(昨年の初め提携解消)の製作がゆえにドイツ車ゆずりのガッチリと硬め。またエンジンの吹き上げは実に軽やか。トルクで走るタイプではなさそうで、スタイルから想像する走りはあまり期待できないなぁ。
B・アコースティクのSPでJAZZを聴きながら、しばらくこのアヴェンジャーで楽しもうと思います。
余計な事ですが、新聞紙上でアメリカ 車 ビッグ・3の崩壊の危機が報じられています。皆さん、アメ車に乗って大らかなアメ車文化を守りましょう(笑)。「ガソリンがぶ飲み」という悪評は一部の大型車に当てはまるだけで、因みにこのアヴェンジャーの燃費はカタログ上、10. 15モードで9qとほぼ同クラスの国産車並みです。
まぁ、どちらも実際はこれほどではないでしょうけど。
6月30日(MON)
Farewell J ・フェリー
別れとはいつも突然、やってくるものだ。16年間、乗り続け、愛したJ ・フェリーとの別れ。この車は我が国初の本格的ラグジュアリー・カーとして発表当時、その独創的なデザインがかなり話題になった。あまりにも個性的なデザインのため、まったくといっていいほど我が国では受け入れられなかったけれど、一目惚れした僕は思い切ってV8 4.1Lモデルに決めた。色はガンメタ、フロント・グリルをジャガー風のオーテック・ヴァージョン、また、フロント、リアにスポイラーを付け、まぁ、自分なりにカスタマイズして楽しんできました。ジャガーを意識した落ち着いたインテリアも良かった。ホントは、アルミ・ホイールも変えたかったのですが、これだけはカミさんがガンとした許してくれませんでしたね(涙)。
それにしても、16年間、114,000q、大したトラブルもなく、家族を乗せ走ってくれました。これで、何度もスキーにも行きました(笑)。さすが、かのカー・ジャーナリスト、徳大寺氏が珍しく称賛されていたのも納得できますね。ボディーもまだ、ピカピカです。市内走行では4.5キロとチョットきびしいけれど、高速では10キロ以上をたたき出し、二か月ほど前の金沢旅行では高速が多かったこともありますが、9.5キロと大健闘、まだまだ現役として充分です。
お別れまでの一週間、スポーツ・モードで久しぶりにガンガン飛ばしてやりました。やはり4.1L、270馬力、老いたといえども、そんじょそこらの3Lクラスなど相手にしません。タイヤを鳴らしながら気持ち良さそうに走り回りました。
別れの理由? ううーん、聞かないでください。
業者の格納庫に納まった最後のJ・フェリーの姿からは、V8 4.1Lならではの凛とした佇まいが感じられ、まるで「オレはまだイケルよ」と言っているようだった。
年甲斐もなく、センチな気分になり、心の中で「ありがとう」と思わず呟いてしまった。ひょっとして、どこかですれ違うかもしないなぁ。
4月6日(SUN)
春の金沢散策
2〜3日にかけて家内と二人で金沢へ。泊まりは近くの温泉郷にしてのんびりとした時間と桜の開花時期にはやや早くつぼみでしたが、春の金沢をそれなりに楽しむことができた。金沢は初めてではないのでそれほど期待感はありませんでしたが、二人だけで行くことに意義が有るのかな?行きは中部北陸自動車道で郡上、白川郷、砺波経由、帰りは福井、長浜経由でぐるりと約600キロ。
まぁ、古い車(16年間の愛車)ながら、よく頑張ってくれました。丁度、ガソリンの暫定税率廃止の恩恵を受けたのも、ラッキーでしたね。
ところで、今回、思わぬハプニングがあったのです。観光スポットの一つ、東茶屋町で偶然、元の会社の上司で金沢に転勤していた方と数年ぶりにバッタリ出会った。この近くに住いがあるのは知っていましたが、まさか出会うとは、何という奇遇なんでしょうか。驚きました。以前より、遊びに来い、と何度も誘われていましたので、偶然とはいえ、ちょっとバツが悪かったです。
立ち話で別れましたが、ほんと、懐かしかったですね。なお、今回、兼六園はパスしました。
1月4日(FRI)
2008年
明けまして、おめでとうございます。
仕事の関係で年末年始は休みが取れず、やっと今日、OFF。何処へも行けないストレス解消と言うワケでもありませんが、ちょっと美味しいものを味わっています。これは「フグのたたき」です。初めて口にしますが、こりゃ、旨い。
「てっさ」(河豚さし)よりやや切り身が厚く、そのさっぱりとした食感とほんのりとした香ばしさが、何とも言えません。
あまり、刺身系が得意でないカミさんまでが、「美味い、美味い」の連発、あっという間に皿が空になりました。
合わせに飲んだ酒は知られざる名酒「宮の雪」(三重県)。モンド・セレクションで3年連続金賞に輝いた逸品。
やや甘口ながらその芳醇な味と香りはなかなかのもの。一般的な日本酒とはやや異なる趣が支持されているのでしょう。
昔からの愛飲酒の一つです。
もう一つは、「知床牛」。これも初めて食しましたが、これまた美味しい!聴き慣れない銘柄ですが(ひょっして知らないのは僕だけ?)、あの松阪牛に引けを取りませんね(ちょっとオーバーかな?)。
それはともかく、今年も宜しくお願い申し上げます。
2008
12月13日(TUE)
「THE FAMOUS GROUSE」
もうかれこれ30年ほど前ですが、あるイギリス風パブに入り浸りの時期がありました。そこは、20数人がゆうに座れる大きなバー・カウンターがあり、テーブル席の間隔もゆったり取ってあったのでプライベートが充分に保たれていて、カウンターの後の壁には、例の如くスコッチのボトルがぎっしり飾られており、大袈裟に言えば、片っ端からボトルをキープしていったものでした。勿論、スタンダード・クラスです。
ある夜、先にカウンター席に着いていた僕は、マスターに「この一本」を訊ねたところ、マスターが取り出したスコッチがこの「THE FAMOUS GROUSE」。
ラベルから受けるインプレッションはいまいちだったが、一杯、口に含んだ瞬間、そのスモーキー・フレーバーをたっぷりきかした味わい深さに驚嘆した。
それ以来、我が愛飲酒の一本になったが、一般の酒屋には置いてなく、何時しか店とともに遠のいてしまった。
少し前、成城石井でラベルとボトルがマイナーチェンジされたものを見つけたものの、昔の味と違っていて、ややガッカリした。ところが、昨日、また立ち寄りこのプレミアム・クラスを見つけ、早速、飲んでみました。「これだぁー、この味だ!美味い!」
で、この美味しさを表現できる「この一枚」と言えば‘EMPYREAN ISLES’を措いて他になし。スリリングでかつクールでありながら熱気に満ち、しかも格調が高い。そういう一枚ってなかなかありません。
リーダーではないが、たもりに「ジャズを突き抜けた」と言わしめたハバードのシャープなコルネットが冴え渡る。
ところで、ラベルの下の方に、ちょっと変わったマークが載っています。何のマークか、ご存知でしょうか?
これは、日本で言えば「宮内庁御用達」、つまり「英国王室御用達」のロイヤル・マークです。その当時は知りませんでしたが、暫く後に、その事実を知り、「やはり、なぁ、・・・」を感慨深い想いをしました。
皆さんも、「この一本」と「この一枚」を是非、合わせてご賞味くださいませ。
12月2日(SUN)
「世界遺産 宇治・平等院」
先週の土曜日(11/24)、一年半ぶりに大学生の息子の下宿先をカミさんと二人で訪れた。男の一人暮らしの部屋となれば・・・・・・・・・。着くなり、小言を言いながら、掃除を始めようとするカミさんを制止し、こちらを出発する前に決めていた「平等院」へ三人で出掛けた。「平等院」は、学生時代、仲間と行った事はありますが、所詮、そういうものにあまり興味のない頃なので、ほとんど記憶になく、世界遺産に登録された機会に、是非、訪れてみたいと思っていました。約40年ぶりにみる「鳳凰堂」、日本建築美の一つの粋と言われるだけにそれは見事なものでした。イヤー、本物とは圧倒的な存在感を見せつけますね。また、近くを流れる宇治川の一味違う風情も格別です。
10月30日(TUE)
「からくち 三千盛」
天然もののヒラメを運良く手に入れ、早速、刺身に。こりこりとした食感がたまらない。これに合う酒と言えば、少し前に購入して置いた知る人ぞ知る銘酒、「三千盛(みちさかり」。
随分前、元の会社の薀蓄好きの先輩と酒を飲んだ時、初めてこの「三千盛」を知った。彼の話によると、僕の記憶に間違いなければ、文豪、井伏鱒二が中仙道を旅した際、岐阜県多治見市の近くで宿泊した旅籠屋で出された地酒に「こんな旨い酒があったのか!」と絶賛し、それ以来、東京の文壇仲間で評判になったそうです。そして、原稿の〆切近くになると、井伏宅へ出版会社が「先生、これを一本」と、届けたというエピソードを聞かせてくれました。
そこで、直ぐこの「三千盛」を手に入れ、飲んでみたところ、当時、どちらかと言えば豊潤な味を好みにしていたこともあり、最初の印象は大袈裟に言えば、塩でも入っているのではないか、と思うほど辛口でした。
ところが、ほぼ同時期にたまたま立ち寄ったステーキ・ハウスのアルコール・メニュ-に有名ワイン等の銘柄と共に驚くことに「三千盛」が紹介され、しかも「世界で一番、旨い酒」とコメントされていた。イヤー、ほんと、びっくりですわ。それ以来、時々、この「三千盛」を楽しんでいますが、まだまだ、僕の舌はこの酒の本領を味わうには、未熟である。
急にモブレーの‘SOUL STATION’を聴きたくなった。久しぶりに聴く、‘SOUL STATION’、良いじゃないか。以前よりも。
10月8日(MON)
「JAZZとびっきり新定盤500+500」
会社帰りに成城石井によっていつものようにお酒(今回は日本酒の太平山)を買い、隣の書店に入った。新刊書のテーブルを覘いてみるとこの本が積まれていました。パラパラと読んでみると、ほとんど知らない作品ばかりで、なんじゃ、こりゃ、と思っていたら、1970年代以降、正確に言えばフュージョン・ブームが終わった1974年以降に録音された作品群から選出した、との趣旨であった。しかも、ヨーロッパ系のジャズ・メンが大半なので、本を戻そうと思ったら、弊HPでUPした作品を発見し、イッチョ、帰りの地下鉄で読んでみるか、とレジへ持っていった。
見てみると70年代はともかく、80年、90年、2000年代になるにつれ心細くなる。購入し、直ぐ手放した作品もありますね。それに違和感あるアルバムも散見されますが、ま、いいか。
とりあえず、弊HPで紹介したアルバムはこの3枚。イヤー、3/500とは低率ですね。
* コメントが有りますので、カヴァをクリックしてください。
8月17日(FRI)
「MAX ROACH」
夕刊を広げるといきなり「モダンジャズドラムの開祖 マックス・ローチ氏死去」という記事が目に飛び込んできた。ええっ、とも、まぁ、そうか(年齢からして)と複雑な気持ちが頭の中を交錯した。享年83歳という。実は、少し前からそろそろローチに関するアルバムをUPしようかな、なんて考えていたのです。というのも、来日したミュージシャンの公演を聴いて、それまでの認識を改めたジャズマンが二人いた。一人がアート・ファーマー、もう一人がそう、マックス・ローチである。
たしか、70年代中〜後期、ハーパー(ts)、ブリッジウオーター(tp)をフロントにしたpレス・カルテットだったと思います。ハッキリ言ってフロントの二人のプレイはあまり面白くなかったが、目の前で見たローチのドラミングにはホント、驚嘆しました。中でも、10分近いドラム・ソロでは自分の背筋が凍り付くのを今でも鮮明に憶えています。優れた芸術作品に接した時の言葉では言い表せない感動と言っていいだろう。本物の中の本物だと思います。だから、僕の頭の中では、dsのトップといえば、エルビンでなければ、フィリーでもなく、MAX ROACHなんです。ううーん、また、ひとり・・・・・・・・・・・ あぁ 合掌。
7月22日(SUN)
「SUPERSTARS / FREDDIE HUBBARD」
こんな音源があったのか!! ネット上で見つけ、直ぐオーダー、今日、届いたばかりです。
1982年7月16日、オーストリアのWIESENで行われたジャズ・フェスティバルのライヴ演奏。放送用のマスター・テープをデジタル・リマスタリングしたもの。
メンバーは驚くこと無かれ。
FREDDIE HUBBARD (tp), JOE HENDERSON (ts), KENNY BARRON (p), RON CARTER (b), TONY WILLIAMS (ds)
正にオール・スターズ、俄かに信じられません。VSOPmkUではありませんか!しかも、リーダーはハバード、当時、如何にその存在が大きかったのか、それを見事に立証しています。
とりあえず、一通り、聴きました。イヤー、凄いです。
何がって? 決まっているじゃ、ありませんか。ハバードですよ(笑)。
詳細は、また後日、UPします。
それにしても、この日のハバード、ウゥーン、凄い、凄すぎる。
6月10日(SUN)
「久々の更新」
先回、更新したままで早、一ヶ月が過ぎました。ヤボ用がどうやら収まったと思ったら、又してもPCが突然、クラッシュ。原因を診断してもらったら、なんと埃による過熱だそうだ。エアコンのフィルター掃除を忘れたり、車のラジエター漏れによるオーバー・ヒートと同じで、埃の多い所では月に一度位、内部を掃除しないといけないようです。特にこれから暑くなる夏場は。そういえば今回のクラッシュも急に気温が上がった日でした。リカバリーや各種の設定を依頼すると費用が更にかさむと言うので自分でしましたが、所詮、PC音痴、二度もやり直さなければならないハメに。リカバリー、それ自体は難しくないが、後の各種の設定のやり直しが面倒です。バック・アップの復元機能も必ずしも完全ではないし、参りました。とは言っても、一ヶ月も更新せず、訪問して頂いた方々、申し訳ございませんでした。今回、漸く更新できる状態になり、お詫びの気持ちで、2枚、UPしましたのでどうぞご勘弁を(中身が薄いなぁ、・・・・・苦汗)。
4月22日(SUN)
「アンドリュー・ヒル」
昨夜(21日)、遅く帰宅し夕刊を開けてみると、ヒルの訃報が載っていた。「おぉ」と思わず絶句したまま、ヒルのアルバムの数々が脳裏を過ぎった。しばらくしてその記事を読んでみると、肺がんを患っていたようだ。だが、享年75才とは?今までヒルは1937年生まれ、と紹介されていたのに、これでは数が合わない。どうやら1931年が本当らしいが、ヒルの場合、最初はハイチ生まれと言うことで評論家がその出生地をネタにいろいろコメントしていたが、後年、ハイチではなく、シカゴと判明したりしていた。また、ヒルの初リーダー作‘SO IN LOVE’の録音日に関しても、当初と違っていたり、ヒルについて既存のデーターがあまりハッキリしていないようだ。
ヒルに限らずこのジャズという分野においてはある意味でこうしたことデータに関しては絶対的なものではないと考える方が妥当だろう。ましてや「エピソード」なんてものはいい加減のものが多い。しかしながら、ジャズ界ではこの「エピソード」がバカにならない。まるで史実の様に語り続けられるケースが少なくなく、しかも誇張されるケースも多い。まぁ、どの分野においても多かれ少なかれ存在するだろうし、史実と言われるものの半数がざっくり言えば?マークが付くかもしれません。
ただそれ自体、問題はないが、まるで全てのレコード、演奏を聴いたの如く、また自分でろくに研究、検証もしないで、他人の書物や伝聞を基に、二言目には「史実、史実」と振りかざすもの書き屋がいる。そして、曖昧と言える史実とジャズ史に於ける業績をもとにミュージシャンの格付け、ランク付けを是としようとしている。どうぞ、好きにやってください、と言うより他にない。作品の出来についての云々は批評するに当たり、当然ながら、ミュージシャン個々を格付けするとは如何なものでしようか?
話が飛んでしまったが、ヒルと言えば、僕はこの‘COMPULSION’を一番に想い出します。今夜はこのレコードを聴きながら、冥福を祈りたいと思います。
また、ヒルのコーナーも覘いてみてください。
3月31日(SAT)
「‘ちぐさ’と‘THE BLACK ANGEL / FREDDIE HUBBARD’」
些か旧聞に属しますが、僕が住む地方の1月29日付の新聞(夕刊)に「長老ジャズ喫茶 引退」とういう見出しで日本最古のジャズ喫茶といわれる横浜・野毛の「ちぐさ」が1月末で73年の歴史に幕を閉じる記事が掲載された。それも、店内の写真入りでかなりのスペースで紹介されていた。僕は1970年に一度、「ちぐさ」を訪れている。東京へ遊びに行ったついでに寄ってみた。「ちぐさ」の前に名前は失念したが、もう一軒、確か2Fにあるジャス喫茶にも立ち寄っている。急な階段をおぼろげながら憶えていますが・・・・・・・・。
その頃、社会人になったばかりの僕は、ファッションにも興味があり、当時、メンズものではあの石津謙介の「VAN」がオピニオン・リーダー的存在で、「VAN」の所謂「トラッド」とコンチネンタルの大きな二つの流派に分かれていた。僕はコンチネンタルの「EDWARDS」に凝っていて、この「EDWARDS」のフラノ地のグレーにチョーク・ストライプのピチピチ細身の新作スーツで決めて出掛けたものでした。今思えば、冷汗ものですよね。完全に「おのぼりさん」スタイルでした。でも、このスーツ、超人気作で、ある人から「どうしても欲しいので、定価でいいから譲ってくれ」と懇願され、10数回程着古したものを譲りました。
話を戻すと、「ちぐさ」のドアを開けると、あの名物マスターとバチッと目が合いました。思いのほかこじんまりとした店内でしたが、既に歴史を感じさせる雰囲気を漂わせていました。腰を降ろしてまもなくハバードの新作の一枚、‘THE BLACK ANGEL’のB面が掛かった。イヤー、まさかここでこのレコードを聴けるとは思いもよりませんでした。ひょっとして、あのマスターは、一目で僕の心を読み取ったのかもしれない。だから「ちぐさ」と言えば直ぐこの「THE BLACK ANGEL」を思い出します。
あれから、何度、このレコードは掛かったのだろう。出来れば、もう一度、行ってみたかったなぁ・・・・・・。
1月31日(WED)
「成政(なりまさ)、立山、そして鬼鯖と明太子」
地元のデパートで開催されていた富山県物産展に行ってきました。狙いは日本酒「成政(なりまさ)」。もう十数年前の話ですが、仕事の関係で金沢へ出張したときの事。帰り際に、とある洒落た小料理屋へ仲間と立ち寄っみた。そこで初めて口にした酒がこの「成政(なりまさ)」。「うちは酒屋ではない」と言う主を拝み倒して持ち帰ったほど「旨かった!」。
意外にも加賀ではなく越中・富山の酒でしたが、ワケあって、その持ち帰った酒は自分が飲まない内に上司に強奪(笑)され、僕にとって長年「幻の酒」でした。その時は確か「純米吟醸 成政」でしたが、今回出ていたのは格上の「大吟醸 なりまさ」、これも「旨い」、というより兎に角もう芸術品に近い感じですね。「成政(なりまさ)」は石高が少ないので専ら料亭に回り、市販品は富山県内はともかく県外ではなかなか手に入らないと聞く。
「成政」とはご存知の通り、戦国武将、当地を治めた佐々成政から由来している。
ついでに、愛飲酒の一つの「立山」の「吟醸 銀嶺立山」を手に入れました。「立山」は富山酒では比較的全国区ですが、普通酒と異なりこの吟醸はちょっと拘りのある酒屋でないとなかなかお目にかからない代物。これも「うまいなぁ」。
時間に余裕があったので別のデパートで開催されたいた九州物産展にも寄ってみました。ここで見つけたのが、五島列島の「鬼鯖鮨」、これは絶品。「さば」というと所謂「ひかりもの」としてバカにされたり、アレルギー体質の人達から敬遠されていますが、本物はいいですよ。最近では「関さば」なんてブランドがあるぐらいですから。また、僕が大学時代を過ごした京都の特産品の一つが「鯖鮨」であることはあまり知られていない。京都の「鯖鮨」の微妙な味わい深さと違って、この五島列島「鬼鯖鮨」はさば本来の美味しさを余分な手を加えずダイレクトに伝えています。それと名は失念しましたが、酒のさかなに「明太子」も。
イヤー、まだまだ、全国には美味しいものがたくさんありますよ。
2007
12月22日(FRI)
「FOREST FLOWER」
家から車で15分位の所に、半年?程前に「青猫」というジャズ茶房がオープンし、時々、訪れている。といっても、なかなか、都合がつかなくてまだ3、4回しか行っていないけれど、久しぶりに覘いてみた。ここは、談話コーナーとじっくりとジャズを聴くコーナーがLの字に分かれており、なかなか落ち着いた雰囲気の店です。また、ジャズ関連の本が多く置かれていて、耳と目が同時に楽しめる。
その一冊に「私の好きな一枚のジャズ・レコード・88(年)」があり、パラパラとページを捲っていると僕の好きなマクリーンのアドリブ盤、通称、青猫、否、「猫のマクリーン」が載っていた。翻訳/フリー・ライターという関 信之氏が書かれたコメント、これが真に素晴らしい。マクリーンの日本での評価、人気、立場から始まって、最後の結論に至るまで内容は勿論、ジャケット、録音に関しても言及し、簡潔、明瞭にしてパーフェクトである。やはり「文字」に生きる人は違うなぁ、と感嘆していた所、あぁ、何と!「FOREST FLOWER / C・LLOYD」がかかったのだ。こうした場所で聴くのは恐らく何十年ぶりだろう。年月を数えれば遠い日の幻のような記憶が、瞬く間に鮮やかに蘇って来る。「しゃんくれーる」に行く度にリクエストした思い出が。こうして今、聴いても少しも色褪せていないどころか、実に新鮮なのだ。なんだかんだと言ってもロイドは凄いよ。
気分を良くした僕は先日、bassclefさんのブログで取り上げられた「サムディ・マイ・プリンス・・・・」をリクエストした。僕はこのレコードを「空前にして絶後」の作品と勝手に思っているのだが、それは、終わりそうで終わらなく、終わらないようで終わるエンディング、そして例の「ッポン」(マイルス、会心の出来の合図でしょう?)から、暫くの静寂の後、‘Old Folks’でマイルスのミュートがすぅーと忍び込んでくる瞬間、ここが「空前にして絶後」の世界だ。もし、この‘Old Folks’が無ければ‘Someday My ・・・・」もここまで人気作にならなかったのではないでしょうか? 正に「影の名演」。それにしてもこのマイルスのミュートには言葉もでません。
そうこうしていると、犬の散歩の時間が気になり、席を立とうとしたら、やや何と、今度はマスターにまるで心の中を見透かされたように‘SPEAK NO EVIL’(レコードのB面相当)がかかったのだ。もう帰れないなぁ。久し振りに聴く本作、ショーターも素晴らしいけれど、ハバードのtpがホント、素晴らしいネ。暫しの間、聴き惚れました。この時点では、ミュートは兎も角、オープンならマイルスを超えたと言っても、まんざらハッタリではないであろう。(ひょっとして、ここのマスターもハバード・ファンか?)
* コメントが有りますので、カヴァをクリックしてください。
11月29日(WED)
「我が家のシンボル・ツリー」
陽の光に黄金色に輝く葉が、遠くからでも一際、目を引く「ニセアカシアフリーシア」。
「ニセ」と頭に付く名がイマイチだが、その存在感は圧倒的です。
以前、他の家の庭でその鮮やかさに見惚れ、我が家にも植えました。
特に初夏〜真夏にはライムグリーンの葉が真に涼しげで、しかも大きな木陰を作ってくれます。
最近、シンボル・ツリーとして人気になっているようですが、そのワケが分かりますね。
又、街路樹として植えられている所があると聞きますが、もし両サイドの並木道ならさぞかし綺麗でしょうね。見てみたいです。
ただ、この樹の留意点は、成長が早く、枝打ちを年3回ほどしなければならないところでしょうか。やりましたよ。
ほって置くとあっという間に大きくなり、枝が密集してしまいます。
魅力のある樹には違いありませんが、それなりの手入れを要します。まぁ、何でもそうですが。
5月頃に白い可憐な花をいっぱい付け、葉の色との調和も見事です。
*マメ科ハリエンジュ属
*落葉高木
*北アメリカ原産
11月10日(FRI)
「我が家の新しい家族」
1ヶ月ほど前に我が家に来たトイ・プードル。名は‘レノン’、ボーイです。名付け親は、ハイ、僕です。
勿論、カミさんも娘にも、同意を得ています。
二度目のワクチンを終え、やっと外出OKとなり、ガーデン・テーブルで遊ばせました。初めはオドオド、キョロキョロしていましたが、すぐつまらなそうな顔をし、下に降りたい素振りをし始めましたので家の周りを一周しましたが、元気の良いこと、初めてのシャバに全く動じません。さすがオスですね。家の中でも、何でもおもちゃにしてしまい、手を焼いています。見た目の可愛らしさは何処へやら、暴れまくっています。
まだ、カットをしていないので写真の通り、ちょっとボサッとしていますが、クリッとした眼がとても可愛らしく、結構、男前です。カミさん、娘が一目惚れしただけはあります。
また、この種は後足が丈夫なんでしょうか、ジャンプ力が強く、また2、3秒ほど時々二本足で立っています。
今ではすっかり家中の人気者になっていますが、ここ当分の間、旅行に出掛けられないのがチョピリ残念です。
11月3日(FRI)
「花梨」
我が家の庭に花梨(カリン)の木が10本近く近くある。この時期になると実をたわわに付け、珍しいのか、通りがかりの人からよく「これはなんの木ですか?」と尋ねられる。説明すると「手入れがいいのですね」と言われるが、恥ずかしながら殆どしていない。それなのに毎年、多くの実を付けてくれ、今年も各本に30〜40個ほど生っています。知り合いとか通りがかりの人で欲しいといられる方に差し上げていますが、それでも余り、自然落下にまかせています。実は硬くずっしり重いです。
カリン(花梨) は、春に桃色の花を咲かせ、秋に長円形で黄橙色をした果実が成熟する耐寒性落葉高木です。
果実に芳香があります。生食には適しませんが、カリン酒や砂糖漬け、ジャムとして食用される他、、咳止め効果があるとされ咳止め薬としても利用されます。寺社の境内に植えられている場合は、アンランジュ(安蘭樹)と呼ばれるようです。
一般名:カリン(花梨)
学名:Pseudocydonia sinensis(プセウドキドニア=Chaenomeles sinensis)
別名:アンランジュ(安蘭樹)、クワズナシ(喰わず梨)
科属名:バラ科カリン属
原産地:中国
樹高:3〜12m 開花期:3〜5月 花色:桃 花径:3cm 果実観賞期:7〜11月
果実の色:緑〜黄 果実径:10cm 結実黄:10〜11月 果実形:長円形・楕円形
9月4日(MON)
「お詫び」
9月2日に‘DUKE JORDAN’をアップしょうと転送を掛けたところ、どういうワケか解りませんが、エラー表示が出て、更新ができませんでした。それどころか、トップ・ページがなぜか白紙状態になってしまい、折角、訪問して頂いた方々にご迷惑をおかけしました。本日、お助けマンにアドバイスを受け、ようやく正常に戻りました。
なんか、PCの調子(退院したんですが)がいまいち。こんなのが続くと、モチベーションが下がるなぁ。いずれにしても、ご迷惑をおかけし、お詫び申し上げます。
7月23日(SUN)
「スタンリー・カウエル」
17日に前触れもなく突如、PCがクラッシュ!あぁ、なんということだ。いろいろ修復を試みたが、自分の手に負えなく、ついに入院治療を余儀なくされた。
以前、使用していたPCを再度取り出し、ようやく立ち上げたが、直前のデータは残念ながら諦めるしかない。それにしても、7月17日とは、コルトレーンの命日ではないか。
昨年は‘OM’をアップしたが、今年は、仕事が忙しくパスしよとしたのが、いけなかったのだろうか?
それはともかく、16日に「スタンリー・カウエルに関する独り言」についてメールを頂いた方、上記のアクシデントのため、ずっと返信ができない状態が続いており、誠に申し訳ありません。
内容は覚えていますので、お手数ですが、もう一度、メールを送って頂けませんでしょうか?宜しくお願い致します。
*Nさん、早速のメール、ありがとうございました。今回の件について改めてお詫びすると共に、これからもよろしくお願い申し上げます。
7月8日(SAT)
「村上 龍 & 中田 英寿」
サッカー・W・カップもいよいよ大詰め。些か旧聞となるが、日本の緒戦、対オーストラリアの一戦の前に、作家・村上 龍氏が興味あるコメントを書いていた。詳しい内容は失念したが、要約するとこの一戦は「中田 X ヒディンクの戦いである」と。村上氏のサッカーに対する知識の深さは知る由もないが、マスコミの浮かれた予測と異なり、作家ならではの独特の洞察力からくるものだった。
そして、日本の負けを暗示したとも言えるこのコメントは現実のものとなった。つまり、11人全員が中田ではなかったワケだ。
そして、中田は「引退」を声明した。そのコメントを読んだが、事の真相はともかく、実に痛々しく感じたのは僕だけだろうか?
ふと、村上 龍氏が「BLUE NOTE 私の10枚」で挙げた‘Breaking Point / FREDDIE HUBBARD’を思い出した。ヒデの心の中はすでに「限界点、臨界点」に達していたのだろうか。それとも、これからの「突破口」なのだろうか。そう思う。
5月13日(SAT)
「My Reverie」
僕の密かな愛聴曲の一つに‘TENOR MADNESS’に収録されている‘My Reverie’がある。本作はその歴史的観点からロリンズとコルトレーンが共演した唯一の作品として著名だが、視点を変え、一作品として聴いてみるとタイトル曲よりも他の曲に愛着が湧きます。
この‘My Reverie’は下の‘This Love Of Mine’同様、普段殆ど話題に上る事はありませんが、数年前、SJ誌の「21世紀に残したい名演奏(名曲?)」という特集の中で、寺島氏がBEST・10に挙げており、正直驚きました。この人はいろいろ物議をかもす方ですが、ホント、細かいところまで聴き込んでいるな、と感心したものでした。
多くのガイド・ブックやHP(ブログ)でも‘My Reverie’の良さについて触れているものは有りませんでしたが、先日、あるブログでこの演奏を賞賛されているのを発見しました。僕の知る限りでは寺島氏に続いて二人目です。他にもこうした「隠れた名演」をしっかりと聴くファンがたくさんいらっしゃるはずです。当世ジャズ事情もまんざらすてたものではないと思う今日この頃であります。
5月6日(SAT)
「This Love Of Mine」
SJ誌5月号・寺島氏の「日常生活」を立ち読みしていたら、ロリンズの‘This Love Of Mine’の話題が出ていた。この演奏は僕が密かに愛聴している曲で他の人は殆ど知らないのではと思っていたけれど、大きな間違いであった。久しぶりにこのレコードを聴きましたが、何時聴いてもイイですね。ホント。
最近、密かに愛聴している曲はモブレィの‘NO ROOM FOR SQUARES’に入っているモーガン作の‘Carolyn’。CDにはオルタネイトが追加されていて、どちらの演奏も甲乙付けがたい。オルタネイトのほうはモーガンのソロにモブレィのオブリガートが付いているが、ソロ自体はこちらの方が僕は好きです。
それにしてもタイトル曲でのモーガンのソロ(マスター、オルタネイト共に)は何度聴いても鳥肌が立つほど素晴らしい。ゾクゾクします。
4月4日(TUE)
「一人暮らし」
息子が大学進学に伴い一人暮らしを始めた。昨日は入学式にカミさんと二人で2時間掛けて駆け付けた。オヤバカである。ほんの2、3ヶ月前までは地元を離れる事など家族はもとより本人さえ夢にも考えなかったが、チャレンジのつもりで受けた大学にラッキーにも合格してしまった。さぁ、大変、なにしろ想定外の事、マンション探しから始まり、生活用品の準備と、あっという間のひと月でした。当初、本人は地元の大学への進学との狭間でなかなか決心が付かなかったようだが、僕とカミさんで彼の背中を押した。確かに、私学、理系、一人暮らしとなると経済的な負担は大きいが、せっかくワン・ランク上の大学が受かったのだから、なんとか行かせてやろうと、腹を括った。僕が初めて見た大学のキャンパス、まぁ、ビックリ、叶うならば、僕自身がここでもう一度勉強したいと思うほど気に入ったのが本音かもしれない。別れる際、「僕、頑張るよ」といつになく力を込めた息子の言葉が耳に残る。
また、娘も同時に高校に進学した。こちらも当初よりワン・ランク、上げて受験、合格した。親から見ても見事な集中力でした。もう、留学したいと、言い始めた。嬉しい?家計破綻である。
それはともかく、二人の同時受験を乗り切った内のカミさんには頭が下がる。
3月23日(THU)
「四谷 ・ いーぐる」
20年ほど前、出張のついでに泊まりを入れて都内のジャズ喫茶、円盤屋巡りをした。当時、既にジャズ喫茶は衰退の一途を辿っていたが、絶対人口が多いせいか、都内はそれなりに軒数を保っていた。その中から、雑誌等で露出が多かった吉祥寺の「メグ」、今は無き「A&F」、四谷の「いーぐる」を選んだ。
「メグ」、「A&F」は往時の雰囲気をまだ醸し出していたが、さすがに熱気までは感じられなかった。最後に「いーぐる」に寄ってみた。場所柄なのだろう、ジャズ喫茶というよりジャズ・ラウンジのようなしゃれたイントロが地下に続いており、中のインテリア関係もジャズ喫茶特有の「臭み」が薄められ、アルバイト風のあんちゃんに席まで指定?案内された。ジャズ喫茶でこんな経験は初めてあったが、案内された席がなんと左側のSPのすぐ横の席である。普通の喫茶店ならば、まぁ、VIP席かもしれないが、ジャズ喫茶では、どう考えても仕方なしに行く場所である。店のマニュアルでそうなっているのだろう。あんちゃんに罪はない。
店内を見渡すと夕方の5時少し前ということだろうか、僅か3、4人しか客はいなく、コーヒーを注文すると同時に他の席に替わった。腰を下ろし耳をSPに遣ると、BGMぽいフュージョンが流れていて、ボリュームもかなり絞っていた。しばらくすると、妙な雑音に気が付いた。さっきのアルバイト風のあんちゃんの足元が発生源である。シューズの踵を踏んづけて歩くのでパタパタとかズルズルという雑音を放射しているのである。注意しようと思ったが、気の小さい僕は次にかかるレコードに期待して我慢したが、今度も垂れ流しフュージョン。
ものの20分程いただけで、席を立ったが、その間、「いーぐる」のマスターはレコード室で本でも読んでいたのか下を向いたままで、客への目配り、気配りは全くゼロ。
階段を上がる時に「こんなジャズ喫茶、もう来ることはない」と心に刻んだ。因みに、ベイシーは菅原氏自身がコーヒーを運んでくれました。
この話は、20年間近く僕の胸に封印していたが、その扉を開けさせたのは、例の「本」を読んだ方々のネット上の意見への三人及び取り巻き連中の驕慢な対応である。
「ネットはバカ狸をあぶり出す」、「文句があるなら、名をなのれ」、「誤読だ、再読を要す」、「新種の公害」とか・・・・・・・・・・・・・、まぁ、聞いて呆れます。
自分達で勝手にアマチュアの個人サイトを攻撃、虚仮にしておきながら、チョット反論が出たからといってこの驕りの態度は如何なものでしょうか?反感を買うだけである。
首謀者はくーたまらん氏だが、「いーぐる」のマスターも脇が甘い。もう一人は、まぁ、どうでもいいかぁ。
この人達が「構造改革」を口にするとは、笑止千万。
3月15日(WED)
「一関 ・ベイシー」
ひと月ほど前、近くの友人が「トランヴェール」という旅の情報冊子(無料配布)を持ってきた。また、旅の計画でも?と思ったら、「あのベイシーの記事が載っているよ」と言う。見ると巻頭エッセイで村松友視氏が「地震対ベイシー」を書いていた。宮城県の沿岸部でおきた地震を心配して・・・・・・・・・・という内容である。
実は四年前の5月、僕とその友人ともう一人の、当時通っていた英会話学校でたまたま知り合った不良中年三人で、もう一人の友人が仙台に転勤した機会に東北旅行を計画、「一関 ・ベイシー」を当然?(僕だけのリクエストだが)コースに入れてもらった。
ベイシーの知名度は凄い、半端ではない。松島の土産屋のおばさんも、女川の宿の女将も、平泉の椀子そばを運んできたアルバイトまで皆、知っていた。実際に行った事がある人までいた。凡そ、日頃ジャズには無関心と思える人達なのに。カーナビの調子が悪く、近くまで来ているのに場所がなかなか分からなかったので、街を歩いていたOLに尋ねたところ、いつも行っているコンビニのような親しみ感をもって教えてくれ、改めてその存在感の大きさを認識した。まぁ、詳しいことはまたの機会にでも、と思っていますが、桁違いのジャズ喫茶であった。次の予定の関係上、40分ほどてベイシーを後にしなければならなかったのが誠に残念。
「もう一度、行ってみたいジャズ喫茶」である。
2月20日(MON)
「THE PREMIUM」
永ちゃんのコマーシャルで評判のビールを飲んでみた。2005年モンド・セレクションで金賞を得た優れもの。
発表当時、需要に供給が追いつかず、一時、発売停止されていたが、生産体制が整い少し前から再び発売されていた。僕はビール党ではなく、以前、発泡酒を褒めた際、友達のラガー原理主義者や辛口一派からバカにされたものでした。外で飲むビールは美味いと思うけれど、家で飲むビールはそれほどでもなかったのに、このビールはなぜか口に合う。味はやや軽めだが、ホップの利き具合が絶妙で一味違う。ついもう一本と、顔を引き攣らせるカミさんを横目に手が伸びてしまう。これは危険なビールだ。家庭崩壊の道を・・・・・・・・・・・・。
冗談?はさて置き、このうまさをジャズで表現したら、何だろうと考えたところ、この2枚が浮かんだ。一枚は‘WARM WOODS’とそのウッズが入った‘A GENERATION AGO TODAY / KENNY BURRELL’。‘WARM WOODS’は昔から定評あるウッズの代表作。一方、‘A GENERATION AGO TODAY’はどちらかと言えばツウ好みのアルバムだが、聴けば聴くほど味がでてくる隠れた逸品。バレルは勿論のこと、当時、不遇のどん底にあったウッズのasが聴きもの。やっぱー、ものが違う。
中でも‘If I Had You’でのほんの僅かなソロ、これが「THE PUREMIUM」。聴いてください。
週末はこのビールとウッズで酔い過ごしました。
1月12日(THU)
「BLANTON」
年明けから、メインに飲んでいるバーボンがこの「BLANTON」。早く撮ろうと思っている間に3本目もご覧の通り、上半分はカラ。ジャッター・ボタンより先にグラスに手が出る。こりゃ、美味い。一言で言えば「ラグジュアリー」な味。この味を満喫する飲み方はただ一つ。ストレート(ロックでもOK)でやや多めに口に含み、一気に飲み干す事。間違ってもチビチビと飲んだり、水で割ってはいけない。芳醇で、グッとくる飲み応えは筆舌に尽くし難い。独特のボトルとバーボンの故郷、ケンタッキーを象徴する競馬(馬とジョッキー)を形作ったキャップが目を引く。最近、いろいろなグレードが出回っているが、中庸の美学?と言う事でシルバー(キャップの色)を愛飲している。
この「BLANTON」の美味さをジャズで喩えるとするならば、そう、このハバードの2枚がピッタリ。左の‘SWEET RETURN’は1983年の作品でチョット甘口な曲もあるが、‘Misty’でのリッチさ、‘Heidi-B’のハバードならでは凄み(ホント、スゴイです)、‘夜千’での鮮やかさ、どれをとっても人気、実力ともに当代随一のトランペッターの存在を見せ付けた秀作。知っている人はちゃんと知っている。
右は言わずと知れた1971年の‘FIRST LIGHT’。グラミー賞を獲得している。ラクジュアリーな枠組みと布陣をバックに正に、ゴージャスなtpを展開している。特にタイトル曲のなんと壮大な曲想とソロか!聴く者を夢中にさせるカッコいいプレイだ。それだけではない。‘Yesterday's dream’、‘Lonely Town’では「儚さ」.、「寂寥感」を見事に描いている。ハバードの知られざる優れた側面です。
「BLANTON」の話がいつの間にかハバードに移ってしまったが、居酒屋で飲む酒ではない事は確か。夜景を眺めながら二人で飲むのもよし、一人で飲むのもよし。そして、この2枚が貴方をアシストするだろう。
バーボンの語源は「ブルボン王朝」とか。うぅーん、納得。
1月7日(SAT)
「2006」
チョイ遅れですが、「明けまして、おめでとうございます」 今年もよろしく、お願い申し上げます。年が明けて、あっという間に1週間が経ちました。別段、特別な事をしたわけでもないのに。知り合いから聞いた話ですが、今年のデパート、ファッション・ビルのブランド福袋の人気は異常だったようです。なんでもグループを組み、買占め?して、それをバラして、インターネットで売るそうです。この傾向が年々、強くなり、客同士のケンカも発生し、該当施設ではその対応に頭を抱えているという。困ったものだ。その点、ジャズ・レコードはどうだろう? まぁ、無いか?
2006
12月30日(FRI)
「年末のご挨拶」
早いもので今年もあと、僅か。この一年間、拙HPをご覧頂き、お礼申し上げます。また、多くの方々より激励等のメールも頂き、感謝しております。最近、更新のスピードが遅くなり、月に4回が精一杯です。今月は今日、何とかアップしましたが、それでも、以前と比べ更新回数がめっきり減っております。HPを立ち上げて3年近くになると、どうしてもモチベーションが下がってきます。時々、限界?かな、と思うこともありますが、皆様方からのメールに勇気付けられきました。
そこで、モチベーションを維持するために、来年から、‘PORTRAIT OF WOODY SHAW’のコーナーを新しく設けようと考えています。ただし、ボトボチと。
さて、話は変わりますが、最近、また続々とジャズのガイド・ブックが発刊されています。物書き屋同士の意地の張り合いの様相を呈しているような気がします。それに、そんなに売れるのかな、と思っていましたが、意外なことに気が付きました。それは、これまたアメーバの如く増殖しつつあるジャズ関連のブログとの相関です。
先日、たまたま覘いたブログで、なかなか上手い言い回しのコメントを目にしたが、あるガイド・ブックに書かれていたフレーズと全く同じであった。完全なパクリである。少し前、パクリ問題が発覚して、ウェブ・サイト上から抹消されたブログ事件がありましたが、氷山の一角ではないでしょうか?失礼な話、ジャズを聴きだしてまだ間もないと思われる方のブログでさえ、まるでジャズの全てを聴いてきたかの如く、あるいは30、40年選手のようなコメントが堂々とされている。
僕の憶測ですが、これは、作品を実際に聴き込んだと言うより、むしろガイド・ブックを読み込ん上でのコメントではないでしょうか。ガイド・ブックが売れる?背景に、どんでもない悪用が潜んでいるとは、当の著者達はご存知なのでしょうか?。まぁ、売れれば、いいのかなぁ。
でも、このままではジャズが崩れていく。そう思うのは僕だけなのか?
それでは、一日早いですが、良いお年を。
12月21日(WED)
「58年ぶりの大雪」
18〜19日にかけてこの地方も大雪に見舞われました。新聞によると観測史上5位の積雪23センチとのこと。
12月だけではなく、47年以来となる58年ぶりだそうです。
18日(日)はいつもより早めの午後8時を少し回った頃、仕事を終え、帰宅についた所、地下鉄駅まで約15分歩く途中、頭からすっぽりと真っ白になりこれは天気予報通りと思って30分後、地下鉄を降り、地上に上がって、ビックリ。辺りは銀世界。
咄嗟に、小説「雪国」を思い出した。駅付近はビルのイルミネーションや今流行りの電飾が施されており、それはそれは幻想的な雰囲気に包まれており、思わず見とれていました。まもなくやってきたバスに乗り帰宅しましたが、途中、新雪を踏むとキュキュと鳴り、つい子供の頃を思い出しました。でも北国は大変だろうなぁ。
右の写真は自宅の庭を寒さを堪えながら撮ったものです。既にかなり積もっていました。
自作の自慢?のガーデン・テーブルが寒そう。
そう言えば懐も寒いなぁ。
「感動の‘in A Sentimental Mood’」
定刻の7時を10分遅れて、割れんばかりの拍手と嵐のような歓声の中、ついにロリンズのジャパン・ラスト・コンサートが始まった。
いつもの様に?おぼつかない足取りでロリンズが登場。だが、一音が発せられた瞬間、僕の耳は凍りついた。このPAはなんだ!
場所はこの地方、最高の音響施設と噂される愛知県芸術劇場コンサート・ホール(名古屋市)。ここはステージが低く設けられ、2F、3Fの客席部分はステージの後まで周っている自慢のホールでもある。音がハウリング気味でダンゴ状態、しかもロリンズのtsは紙っぽく歪みんでさえいる。テーマの後、直ぐアンダーソンがソロを取るが、tbの音程が判別出来ないほど詰まっている。マイクが故障でもしていたのか?
僕の席は2Fの真正面の前列(S席)。悪くないはず。隣のカミさんさえ「これはひどいわね」と頷く。休憩中、カミさん(ロリンズは2回目)曰く、「ロリンズ以外はアマチュア?下手よね」と言うほどである。クランショウのbはもとより、ブルームのgなんかgの音が出ていなかった。ひょっとするとブルームではなく別人(メンバー変更? 紹介がやや聞き取りにくかった)かもしれない。ds、パーカッションも同様である。第一ステージの途中、PA担当者が慌てて、クランショウのアンプ?をチューニングしている始末である。休憩中にまたds、パーカッションの手直しをしたが、ほとんど変わらなかった。これ以上、言うのは止めよう。だが、これは「仏作って、魂入れず」と言うより、もう「犯罪」である。
さて、肝心のロリンズといえば、そんな悪条件のなか、絶頂期のコルトレーン(もちろん、レコード上だが)を凌駕するほどの圧倒的なパフォーマンスを聴かせてくれた。75才の人間技ではない。最後の「セント・トーマス」が終るやいなや、全員が総立ち(ホントです)となり、万雷の拍手を送る。そして、アンコールで演奏されたのが‘in A Sentimental Mood’。この一曲で僕のモヤモヤは吹き飛んだ。
カデンツアでは、アルフィーのテーマを織り交ぜながら、次々と音を、フレーズを繋いでいくロリンズ、正に「サキソフォン・コロッサス」。
感動の一曲に思わず、熱いものがこみ上げてきた。帰り際、カミさんの一言、「今日は良かったね」。
9月18日(SUN)
「InterWoman」(8/6)の続き
久しぶりに覘いてみたところ、「女性のための総合情報メディア ・インターウーマン」のクール・サイトで紹介されていた弊サイトが、何時の間にか、消えていました。
いと不思議かな? ま、いいか。
9月8日(THU)
「SONNY ROLLINS LAST CONCERT」の追加公演
10月31日から、ロリンズのラスト・コンサートが始まります。僕はその最初の31日のコンサートのに行く予定(チケット入手済)ですが、
1週間ほど前に、チケットを予約したセンターからメールが届き、6日(東京)分が完売になったため、急遽、11日に追加公演が決定した内容。
もし、6日を逃した方はどうぞ、お早めに。ひょつとしたら遅いかな。仕事が多忙でうっかりしていました。
■■ソニー・ロリンズ ラストコンサート 追加公演決定!!■■
ジャズ史にその名を刻む生きた伝説、ソニー・ロリンズ。
11月6日(日)東京国際フォーラム ホールAの公演が大好評のうちに完売となり、急遽追加公演が決定致しました。
★★★★★★★★★ 追加公演概要 ★★★★★★★★★★
11月11日(金) 東京国際フォーラム ホールC(JR有楽町駅横)
開場6:00PM/開演7:00PM 全席指定¥7,500(税込)
前売入場券一般発売日:9月17日(土)より
●一般発売にさきがけ、先行予約の受付が開始されます。
先行予約受付・・・9月5日(月)10:00AMより
受付電話番号:03-5474-5944
オンライン受付:http://www.jec-international.co.jp
●サックス1本でワン&オンリーの世界を表現し、世界中の人々を魅了し続けてきた ロリンズの真骨頂はまさに、ライブパフォーマンス!
9月7日には75歳の誕生日を迎えるロリンズのパワーはみじんも衰えをみせず、 その神かがった演奏は、全てのオーディエンスを圧倒するだろう!
●お問合せ:ジェイイーシーインターナショナル 03−5474−5944
http://www.jec-international.co.jp
*右の画像が1968年来日した際?に撮影されたものをパネル(75cmx105cm)にした僕の宝物の一つです。
8月6日(SAT)
「InterWoman」
ちょっとWeb遊びしていたら、弊サイトが思いがけないサイトに紹介、リンクされていた。「女性のための総合情報メディア ・インターウーマン」というアカデミックなサイトである。微かな記憶を辿ってみると、なにやら連絡があったような、ないような気がします。弊サイトはあまり愛想があるわけでもないので、まさか、こうした女性用のサイトにリスト・アップされているとは意外な感がします。他のサイトさんの格調の高さに気後れする次第です。 → 9/18
7月24日(SUN)
「TOMMY CAMPBELL LIVE」
20日、トミー・キャンベルのジャズ・ライブに行ってきました。場所はヤヤなんと、最近、仕事の関係で時々訪れるショッピング・モールに入っているステーキ・ハウスである。聞いてみると、毎月1回、ジャズ・ライブを行っているとの話。今月は、T・キャンベル。キャンベルといえば、一昨年、ロリンズのジャパン・ツアーでdsを務めた実力派です。
メンバーは、小林美千代(as)、トム兼松(g)、アルベルト・カルロス・ベセーラ(b)のカルテット。この3人について、その筋では、割と知られているようですが、僕はまったく知らないミューシシャンでしたが、ホント、驚きました。実にイイ演奏でした。特に小林美千代(as)の女性とは思えぬホットで良く歌うasは聴き応え充分。テクニックも一流で、2003年にデビュー・アルバム「LUCK OF PIECES」をリリースしているそうです。土岐英史に個人レッスンを受け、僅か2年弱と歴代最速で卒業している才女。イヤー、ホント、参った。納得します。それにgのトム兼松も上手い。
目玉のキャンベルのドラミングはさすがです。ロリンズでのステージでもそうでしたがキレがイイ。9:30〜10:30PMの予定(第2ステージ)でしたが、スタンダードをメインに乗りまくって11時まで演っちゃいました。ミュージック・チャージはこのステーキ・ハウスのオープン2周年記念で、ナント1050円(普段は2100円)。タダみたいなのでジョッキーを何杯もお替りしてしまいました。
来月はボサノバ特集を演るそうです。嵌りそうです。
7月20日(WED)
「CDとLPの共存共栄?」
1週間ほど前、‘ALL ABOUT ガイド’というサイト集から、「リンク許諾のお願い」のメールを頂いた。以前からリンク・アップされていたので、不思議に思い、読んでみると、要するにジャズ担当が新任に替わったついでにリニューアルする(した)との事である。別段、断る事由もないので継続させてもらったが、新任の挨拶代わり?で「CDとLPの共存共栄?」というコメントが書かれていました。
その中で「LPは本当にCDより音質がよいか?」と述べられていますが、失礼を承知で言わせていただくと、掘り下げが浅く、しかも用心深い逃げの言い回しに興ざめした。
「実際問題として、24bitデジタルリマスタリングの復刻CDは、元LPよりよい音になっている気がするのである」の部分、つまり「気がする」という表現である。大上段に構えたタイトルにしては、?????である。LP(アナログ)とCD(デジタル)の音質については、自分の頭ではほぼ決着が付いている。どんなにデジタルリマスタリングの技術が向上しても、「マスター・テープの劣化」を克服できない。例えば、50代、60代の女性(男性も同じだが)がいくら肌を美容整形、化粧で一見若く(若返って)見せても、20代のピチピチした肌には敵わないと同じである。しかし、CD(擁護)派の方々はこの問題を何故か目隠しして避けようとしているフシが見受けられる。気が付かないハズはないのになぁ。
また、LP派はLPの本当の「音」もCDの「音」も知っているのに対し、CD派には残念ながらLPの本当の「音」を知らない方が多い。だから、時々、いまだに勃発する論争では、CD派は尻尾を巻いて退散せざるを得ない状況に追い込まれ、挙句の果て、階級闘争へ論点をすりかえてしまうハメになる。アナログがブルジョア趣味なんてことはないし、「音」自体とはまったく無関係である。
もう一つ「ジャズレコード界にこの人あり、とされた「音の魔術師」を動かすくらい、この新しい技術がもたらす「音」は、すばらしいものだという推測は成り立つだろう。」のこの「推測は成り立つだろう」も?????と思いませんか。何故、手持ちのLPだけで済ませてしまい、実際にLPの本当の「音」と聴き比べようとしないで、ダブル推測するのだろう。
仮説・推測が目立ち、深く検証された形跡がありません。(すいません。キツイ言い方で)
「高域のカット」にも触れたいがこの辺で止めておこう。
なお、この僕のコメントは一つの意見であり、他意はまったくありませんので、もし、新しいジャズ担当者様の目に触れても、どうか気を悪くしないでくださいませ。(無理かな? 大汗)
ps LPとCDは、もう今ではまったく違う別々の媒体(ソフト)として認知されて、どっちが優れているか、という話はもう過去の話と思います。
7月5日(TUE)
「すもも」
三年前、外庭に「すもも」、「杏(あんず」、「プルーン」の三本を植えました。今年、ようやく、「すもも」に実が生り、ちょっと赤く熟したものを食べてみましたが、まだ酸っぱい。そこで3、4日、採った実を真っ赤になるまで待って、食べてみるとこれが甘くて美味しいではありませんか。
なんの手入れもせず、もちろん消毒もしなかったので、完全無農薬栽培です。最初は90cmにも満たない苗木でしたが、今では2m50cmまで大きくなり、成長が早いです。あまり大きくなると始末に困るので、この位で納めるつもりですが、全部で50個ほどの実が生っている。既に鳥にやられている実がかなりありますが、大いに結構な事と思います。もともと自分で食べるつもりはなく、鳥が集まれば、それで良し、と考えていましたから。
まぁ、「花鳥風月」ってところですか。柄でもありませんね。
4月30日(SAT)
「‘ROLL CALL / HANK MOBLEY’の訂正」
4/29にアップしました‘ROLL CALL / HANK MOBLEY’のコメント中で、迂闊な表現がありましたので、お詫びすると共に削除しました。その箇所は「当時、BNは輸入盤しかなく、東京はともかく地方ではフォローがなかなか難しかったようです(暫くして東芝から、直輸入盤として発売)」の部分です。当時のBN輸入盤の事情について詳しい方から、メールを頂き、東京だけが特別ではなく、地方都市も同一条件であり、例えば大阪ではBN輸入盤が潤沢にあったそうです。超初心者(当時)の分際で、わかった様なコメントを載せたことを深く反省しております。また、こうして間違いを指摘して頂いた方に大変、感謝しております。
それから、最近、仕事の関係で更新が遅れ気味で、申し訳ありません。これに懲りず、これからもお付き合いくださいませ。
4月18日(MON)
「FULL VIEW」
仕事の帰り道、CDショップに立ち寄ってみると、最近、1500円シリーズで発売された‘FULL VIEW / W ・KELLY’を見つけ購入した。20bitK2・super codingマスタリングで、DIGITAL K2は使われていない。その分、価格を下げたのだろう。「音」にはあまり期待はしていなかったが、ケリーのpの「音」がアナログ盤と比べ、乾きすぎで、本作の生命線であるケリーの微妙な陰影あるタッチが聴き取れない。それに全体の「音」も散漫に聴こえる。
そこで、例によって馴染みのオーディオ・ショップに本CDを持ち込んだ。すると、とんでもない「秘密兵器」が導入されていた。巨大?な電源トランスである。メインのJBLではなく、一時、評判になったPMCで聴かせてもらったが、まるで、大型SPのような鳴りっぷりに驚いた。価格を聴いて、またビックリ。75万である。SN比が良く、押しも強い。さて、本CDを聴いてみると、散漫さはかなり解消されたが、「乾き」はそのままである。まぁ、これはこのCD自体の「音」なのだろう。「クリーン」と「ドライ」では音楽的表情がかなり異なり、本作はやはり「アナログ盤」に分があるようです。
しばらくすると、この「秘密兵器」に興味を持った方が、友人を連れてやってきた。クラシック・ファンなので、クラッシックCDを2枚ほどきかせてもらいましたが、ヴァイオリンが実にきれいに再現されていた。店のマスターに言わせると、もう元(この秘密兵器を使用しない)に戻せない、そうだ。それにしても75万とは。CDもまともに再生しようとすると、意外にコストがかかるものだ。もっとも、アナログにも効くようです。
この秘密兵器に興味のある方はこちらをどうぞ。
3月18日(FRI)
「リニモ」
「愛知・地球博」のオープンまで後1週間となりました。その目玉の一つが「動くパビリオン」と言われる「リニア・モーター・カー」、愛称「リニモ」(下)です。開催場所は僕の住んでいる所から、車で約30分と近く、だんだん気分が乗ってきました。先日、先行して開通した「リニモ」を見てまいりました。磁力を利用して5センチほど浮かして走行するため、大変静か、との評判です。右の写真の奥(この地点から数分ほど)がメイン会場です。なお、車は避けられた方が賢明です。普段でも渋滞する場所です。土、日は大渋滞する所なので、こちら方面は行かないようにしています。でも、「リニモ」も乗るのに大変だろうなぁ。輸送力が決して大きくないから。結局、一緒かな。いずれにしても、内容はとても素晴らしいとの事、是非、お越しください。
3月3日(THU)
「THE LARRY BUNKER QUARTETTE」
ホント、久しぶりに円盤屋によってみたら、このレコードがあった。74年に発刊された「幻の名盤読本」にひっそりとさりげなく掲載されていた一枚。誰も?気に留めないであろう。
それほど熱心に捜し求めたわけではないが、それ以来、ずーと頭の隅に残っていた。一時期のB・エバンス・トリオのドラマーとして知られているL・バンカーの唯一?のリーダー作である。
オリジナル・レーベルは「VAULT」だが、今までなかなか縁がなく、国内盤でしたが、値段もなんと1,480円と格安だったので、即購入。
ゲイリー・バートンの初期の演奏も貴重である。
63年、あのロサンジェルスのシェリーズ・マン・ホールでのライヴ録音。今度、じっくりと聴いてみよう。水準作以上であれば、機会をみて、ご紹介したいが、大した事がなければ、パス。
さぁ、どちらなんでしょうか?
「VAULT」レーベルはH・ホースの「隠れ名盤」があるだけに、期待大です。
2月17日(THU)
「あるジャズ喫茶?」
「ジャズリンク集」を検索したところ、新しいジャズ喫茶のHPがアップされており、開いてみると、なんと地元でしかも、高校の母校の近くであった。商店街の一角なので、失礼ながら、そんなロケーションで大丈夫なのか、と思いながら行ってみた。案の定?、四人組のおばちゃんが大声で、話し込んでいる。勿論、ジャズは流れていない。一瞬、帰ろうかな、と考えたが、デザートを運んでいたマスターらしき男性に、「HPを見てきたが」と伝えると、「チョット、待っていてください」と言うので、四人組から一番離れた席に座った。
JBLの4344が備えられ、8台のパワー・アンプが目に入ってきた。マルチ・ドライブである。早速、マスターが「レコードでも、掛けましょう」と言い、秘蔵盤を取り出した。ハンス・コラーの‘EXCLUSIV’(SABAのオリジナル盤、相場は3、4万?)である。四人組に遠慮するかと、思いきや、まともな音量である。同時に四人組も負けじと、大声になる。演奏も音も、あったものではない。
しばらくして、四人組が帰ってから、マスターと話が弾んで、結局、2時間も居た。なかなかのオーディオ理論派である。そして、アナログ派でもある。2、3枚試聴したが、クリアでありながら、柔らかな音質であり、これが、マルチ・トライブの最大のメリットと力説された。スペースも縦長で30坪と広いので、響きがとても良い。ライブも毎週末、開催されるそうだ。
ただ、折角のマルチのマシーンの出番が少ない、とチョピリ嘆いていた。なかなか、大変だと、思います。2時間の間、客は一人も入ってこなかった。
そういえば、昨年の夏頃、見つけた「隠れ家」はその後、数回、立ち寄った(昼間)ところ、店が閉まっていた。夜だけにしたのだろうか?それとも、・・・・・・・・。イヤー、経営は難しいなぁ。
2月4日(FRI)
「RENE URTREGER」
先月末、突然、前の会社の後輩から、「ちょっと、相談があるのですが」のTELがあり、久しぶりにランチを共にした。話を聞き、絶句した。
「転職の準備をしている」という内容である。
彼は、若手の代表としてサラリーマンの一つの目標でもあるポジションに大抜擢され、順調に役員への道を進んでいるとばかり思っていた。
実は僕も以前、そのポジションにいたが、考える所があって、会社を辞めたが、驚いた事に彼もその時の僕の心境と全く同じであった。だから、僕に話を聞いて欲しかったのだろう。
一緒に仕事をした間柄ではないが、なぜか波長の合う一人であった。あまりの突然で、適切な言葉も思い当たらず、聞き手に終始したが、彼にそこまで考えさせる会社は異常だ。もし彼が見切りを付け辞めたら、その影響は計り知れない。それに続く優秀な若手の人材流出は火を見るより明らかなのだ。
それに気付かぬ上層部は無能者の集団だ。何のために大抜擢したのか、その理由が付かない。僕も同期の中でトップでそのポジションになったが、少し前にさっさと退社した口で、彼の話を聞いて、会社は変わっていないと思った。彼は、僕よりかなり若く優秀なだけに、余計に会社の将来に不安を感じたのだろう。
しばらく時間をおいて、今度は僕の意見を伝えてみる事にした。
さて、帰りにCDショップに立ち寄ったらルネの名盤(LP)が再発されていた。
ルネは僕の好きなB・ジャスパーの“AND HIS ALL STARS”でも小気味のいいPを聴かせています。
2月3日(THU)
「寒波」
昨日(2日)の朝、天気予報通り、雪が積もっていた。自慢?の自作のガーデン・テーブルもご覧のとおり、約10cmの積雪で真っ白です。久々の中雪(変な表現ですが)です。昔はもっと雪が降った記憶がありますが、最近では、この程度で大騒ぎ。
雪を見るとスキーがしたくなる。ここ3、4年、行っていませんが、スキーに嵌っていた頃は、北海道(テイネ・ハイランド、ニセコ、札幌国際?)まで行ったり、志賀高原、八方、野沢温泉など、会社がはねてから仲間で車を飛ばし、朝方到着、少し仮眠してからリフトが止まるまで滑りまくっていました。夜は夜でドンちゃん騒ぎ、翌日早朝から滑り、また、車で帰ると言った具合である。
今、振り返ってみると、自分ながらよく体力が持ったものだと、感心する。まぁ、一つ間違えば・・・・・というきわどいシーンもかなりあった。運が良かったのだろう。もともと会社が女社会(女8:男2)だったので、結構、面白かった。
その後、専ら、家族スキーに改心し、子供達も、ほとんどどこでも滑れるようになったが、受験が重なりここ最近、遠ざかっている。
落ち着いたら、また家族でスキーを楽しみたい。
1月14日(FRI)
「WILD TURKY 8」
ジャズにフィットする酒と言うと月並みだが、バーボンかな?バーボンで愛飲しているブランドは「WILD TURKY 8 」。
12年ものもあるが、そう「8」でなければならないのだ。
「WILD TURKY」にはいろいろなタイプのバーボンが出ているが、モダン・ジャズにはこれしかない。
アイゼンハワー元米国大統領も愛飲していたと言うが、彼は12年ものだろう。アレ、ひょっとしたら、マッカーサーだったっけ。最近、・・・・・・・・・・なもので。
その名のとおり、野趣満点の豪快でありながらコクのある味がたまらないのである。アルコール度は50.5%と、
一般的なバーボン(6年、40%)と比べ高く、これが喉をシバく。勿論、ストレート・ノー・チェイサー、といきたい所だが、ロックの方が、胃には優しい。
以前は、そこそこ値段も張っていたが、最近はディスカウント・ストアでは2,000円を切っている。ありがたい。
昔は、バーボンはどちらかといえば嫌いな方であったが、ある時、「BLANTON」というちょっとしゃれたボトルの
バーボンを飲み、それまでの先入観が吹き飛んだ。実にまろやかで深みのある味にイチコロになった。
それから、いろいろ試してみたが、最終的に、全く正反対のテイストだが、この二つのブランドが僕には合っている。
勿論、僕の知らないもっと美味いバーボンがいっぱいあると思いますが。
「WILD TURKY 8 」の良さをレコードで表現すると、ロリンズのこの2枚がピッタリではないでしょうか。
一方、「BLANTON」は何なのだろう?さぁ、困ったぞ。
1月12日(WED) 「初詣」
この地方、最も多くの初詣者数を誇る「熱田神宮」に初詣してまいりました。近々、仕事の環境も大きく変わるので、
その辺りを重点にお願い事をして参りました。
参道の入り口近くに、ひつまぶし(うなぎ)の美味い「蓬莱軒」という店(全国的に有名です)があり、いつも満員です。
一度食べてみたいと、思いながらも通り過ぎてしまいます。そのうちのに・・・・・・・。
弊HPをご覧頂いた方々にも、「ことし一年、良い年でありますように」と、写真を撮ってまいりました。
1月4日(TUE)
「2005年」
あけまして、おめでとうございます。今年も、よろしくお願い申し上げます。
2日〜3日にかけて、カミさんの実家(郡上八幡)に行ってまいりました。大晦日に降った雪で家の周りはご覧のとおり、雪景色でした。ここ3、4年は、スキーに行っていませんが、ここから小一時間のところにスキー場が大小10ヵ所ほどあり、この時期、幹線道路はスキー客で大渋滞になります。
近くに温泉があるので、今年も「初湯?」してまいりました。長良川の清流を見ながらの露天風呂は、なかなかの風情です。
風呂上りに、うまい日本酒を冷で飲むと美味しいのですが、最近は、何かとうるさいので控えています。
毎年、年末、年始には、「ふなくち」の日本酒を楽しんでいます。今年も、思いがけないところで「菊水」の「ふなくち」が手に入り、飲んで見たところ、こりゃ、美味い。「ふなくち」はコクがあり、口当たり、香りもよいので、ついつい飲み過ぎてしまうが、普通酒より、アルコール度が3、4高いので、調子に乗ると、後が大変である。
因みに、普段の愛飲酒は「浦霞(宮城)」、「立山(富山)」です。
話が横道に逸れてしまいましたが、今年も、ボチボチと更新してまいりますので、時々、訪問してください。