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戯 言 日 記
 (10月)

10月25日(SAT)
今月の初めからヒマをみつけ、庭の草取りと樹木の枝打ちをしています。今日は穏やかな日だったので、随分捗り、予定の今月中には完了の見通しが立ちました。市指定の45L袋にして累計で50袋以上にはなるであろう。枝は細かく始末しなければならず老体にはなかなかしんどい。以前、手が付けられない状態(草と樹木を)にしたため、専門業者に頼んだところ、目ん玉が飛び出るほどの出費がかかった。ゴミの焼却処理方法が条例で厳しく変わったためです。オリジナル盤がウン十枚買えるほどでした。それ以来、自分でコツコツするようにしています。蚊と毛虫(発生している場合)との戦いにまず、気が萎えてきます。でも、欲しいレコード・ジャケットを思い浮かべながら頑張っています。庭に花梨(カリン)の木が15本ほど有り、今、硬式の野球ボール大の黄色の実がそれぞれの木に20個程生っています。珍しいのか、手入れしていると通りすがりの人からよく尋ねられます。欲しいと言われる方や、近所、知り合いの方に分けていますが、それでもかなり残って、棄ててしまいます。なんでも花梨屋敷と言われているそうです。聞えはいいかもしれませんが、裏側はなかなかキツイのです。
10月24日(FRI)
帰宅の途中に中古レコード・CD店に寄ってみました。駐車場がないのであまり覘く事ができないが、プライスがリーズナブルな店です。5列ほどレコードのエサ箱があり、探っていると、P・ウッズの‘Live From The Showboat’(2枚組・国内盤)がナント、800円(無傷状態)で出ているではないか。いくらなんでも800円は無いのでは。でも、その位でないと売れないという経験則からくるものであろう。他の盤は全部1,600円以上であるのに。本作はCD化されているが、一枚のため何曲かがカットされており、この名演を全部聴けるのは、レコードだけである。後から二人ほどエサ箱を探っていたが、トントンという音だけが空しく本作の上を通り過ぎていった。2、3枚ずつ選んだレコードから推察して、本作を持っている人達とは思えませんでしたけど。これが、・・・・・・・・・・・・・なのか?
10月20日(MON)
カミさんと娘の買物に付き合って近くのS・モールにいった。待ち合わせの時間、本屋を覘き、音楽雑誌コーナーへ行ったところ、「○○○の聴き方入門」が飾ってあった。やれやれまた「入門」か、と思いながら開いてみました。
相も変わらず著者の経験回想談がうだうだと書かれてあった。また、「視点を変えることが重要」と説かれていますが、流し読みなので詳細は解りません。ただ、、以前の著書で「ジャズを聴くならマイルス一人で十分」と書いた理由を補足説明していますが、麻雀で言うところの‘後付け’、あるいは入口と出口をすり替えただけと感ずるのは、僕だけでしょうか? 「マイルス、そしてその共演者達を・・・・・」、それでは、ネズミ講と同じでビギナーをだまし打ちにしているようで、「視点を変える」とは、まったく違う次元ではないでしょうか。みえみえのトリッキーな言い回しは所詮、底が浅く、マイルスの看板を悪用していると思われても仕方ないのでは。まぁ、僕のうわ言ですが。
ただ、巻末近くに個人のジャズHPについての項目があり、「どれもこれも皆同じで、1,000個のHPがあったとすると、総て一人の方が書かれていると思える・・・・」と指摘されていた。目(耳)が痛い! 僭越ながら、アマチュアという点を差し引いても、そう思わざるを得ない面もあります。昨年末?、閉鎖されたあるジャズサイト(この分野のパイオニア的存在で辛口コメントが痛快で愛読していました)のオーナーの方も、閉鎖の理由の一つに同じような言を挙げられていました。皆さん、この言葉を肝に銘じて、ガンバリましょう。
10月18日(SAT)
雑誌にB・ジャスパーの‘AND HIS ALL STARS’(EMARCY 36105)が輸入CD盤で‘MEMORY OF DICK’とタイトルを変更してリリースされているのが載っていました。
この曲、名曲・名演です。是非、聴いてみてください。
10月16日(THU)
当HPで間違いがありました。‘KONITZ MEETS MULLIGAN’(PJ 38)をオリジナル盤と記述していましたが、3rdプレスでした。訂正するとともにお詫びいたします。PJのレコードリストを見て気が付きました。言いわけがましいのですが、実はずっと疑問は持っていました。レコードNo.が2ケタの点、そして時々、書物のなかで‘MEETS’ではなく‘WITH’と記載されているケースもありました。ただ、79年に国内盤が再発された際、ライナー・ノーツを書かれた方(ほとんどの人が知っている)が「オリジナル・ジャケツトで再発・・・・」と述べられていて、以前から所有していた輸入盤とジャケットが表・裏共、細部に至るまでまったく同じだったのです。それでも、「音質」等、不審な所が無かったわけではないのですが、迂闊でした。申し訳ありません。なお、他に間違った点がありましたなら、教えて頂ければ幸いです。
10月13日(MON)
前の会社(2年前、脱サラ)の同僚に偶然、出会い、30分ほどジャズの話をした。彼は丁度、僕が会社を辞める時、ジャズを聴き始めたところでした。今は昔と違って、まともな?ジャズ喫茶が激減していて、必然的に耳より目(ジャズ関連ブック)からの情報が多くなっているようです。だが、活字(本)は薬にもなるし、毒にもなる。ジャズは聴いてなんぼの世界。昔は参考書なんて僅かで、ほとんど独学だった。今の参考書は、どれも変わり映えしなく、ウケ(売り)狙いの俗臭ぷんぷんたるものばかり。「ビギナーのための・・・・」とか「なんとか入門」なんて見え透いたタイトルが総てを物語っている。データ収集程度で止めたほうが耳の為だ。

10月10日(FRI)
昨夜のハバードの演奏会、涙してしまいました。レポートの手が進まず、明日になるかもしれません。申し訳ありません。
10月9日(THU)
今日は夕方からハバードのライブ。あまりの陽気の良さに誘われ午前中、3ヶ月ぶりにゴルフの打ちっ放しにいった。ガラガラでいつもいるはずのご常連さん達の姿がない。車で5分とかからない三好C・Cで始まった‘東海クラシック’に行っているのだろう。体力に比例して飛距離が確実に落ちている。150ヤードが7番で届かなくなった。ハバードも昔のようには吹けなくてもイイ。ただでさえ体力、体調がモロにでるtpだから。もう元気な姿だけで充分です。明日にでもレポートするつもりです。そういえば、4年前、NYの‘Blue Note’へ行ったことがあります。一日違いでマックリーンを聞き逃し、M・アレキサンダーともうひとり、名前が正確に思い出せない、キューバ出身?のピアノ・トリオが出演していて、周りは盛り上っていたが、僕ひとり沈んでいた。それと、あの世界貿易センターの屋上からのマンハッタンの眺望は本当にすばらしかったなぁ。
10月8日(WED)
たまに行く大型SCにカミさんの買物に付き合った。米の流通状況が一変している。ずっと購入している値段の割りに美味しい秋田のある郡の産地米が姿を消し、普段見られない産地の米が目立つ。それも新米ということで25%近くUPしている。実はその美味しい米はいつも行くスーパーでも一ヶ月前から急に姿を消していて、不思議に思っていた。我が家の隠れ名米だったのに。でも変だ、この産地の米だけが店頭から姿を消している。
10月7日(TUE)
日曜日に解決したはずのトラブルが再燃。ジコチュウで天動説の人を相手にすると解決の糸口がなかなか見出せない。気分転換にCDショップへいってみた。「ブルーノート・ブック」の最新改訂版?が置いてあったので、‘フラミンゴ’の件を確認したら、B面の1との記述。慌ててとなりに並べてある「モダンジャズ・名盤500選」?を見たらやはりラスト曲、つまり2曲目と記述してある。まぁ、どっちでもいいかー。ふと、自分のHPでも間違い、勘違いが有りやしないか、心配になってきた。
10月6日(MON)
な、なんと、F・ハバードが来日しているではないか。「Blue Note」のHPを見て知りました。早速、9日(木)「NAGOYA Blue Note」の第一ステージ(18:30)のテーブルシート・チケットを近くのローソンで購入しました。便利になりましたね、コンビニで買えるとは。カミさんは都合が悪く、しかも知り合いも旅行の予定が入っていて、ひとりぼっちのナイト・クラブ。さえないなー。オクテットを率いてのライブで、僕としては、86年のマウント・フジ・ジャズ・フェスティバル以来です。もう、ペットを吹くハバードの姿を見るだけで感激です。ムリをしてまで吹かないで欲しい。

10月5日(SUN)
仕事上のトラブル発生。午後から緊急出動し、思いのほか簡単に落着。時間が空いたので久しぶりに廃盤屋を覘いてみる。店が閉まっていたので帰ろうとしていたら顔馴染みのマスターが丁度外出から戻ってきた。
エサ箱を物色していたら、モーガンのtpで知られる‘フラミンゴ’(THE SERMON!)が流れてきた。でもいきなり2曲目からかけるとは、変だなぁ、と思って何気なくプレイヤーに目を遣ると、なんと頭からかかっているではないか。マスターに「何、コレ、フラミンゴは2曲目のハズだよね」と言っても彼はキョトンとしているだけ。レーベルを見ると‘フラミンゴ’がB面のトップにちゃんと印刷してあるNY盤である。そこで裏ジャケットを見るとぼくの知っているとおりB面の2曲目で記載されている。
よく見るとレコードN0は4011(モノ)だが、表ジャケットに「STEREO」シールが貼ってあるタイプである。恐らくこの時点でジャケットはそのままで1曲目と2曲目を入れ替えたのであろう。。面白い発見でした。珍盤?
それから、オリジナル盤判別の虎の巻とも言えるレーベル・ガイド・ブック(アメリカ本)が置いてあり(店の所有物)、勉強になりました。僕もほしいなぁ。
獲物がなく、話だけに終わり、マスターに悪いことをした。今度、お返ししよう。



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